はこがゆく

~ フランスからモーリシャスへ ~

およばれ

2006-06-26 23:25:38 | Weblog
友人の日本人ご夫婦宅に夕食に招かれる。

ご夫婦は自分達のお店を持ちたいという夢をお持ちで
彼女は現在パティシエール見習いとして
旦那さんはキュイジニエとして
それぞれ別のレストランで働いていらっしゃる。

お二人共別の地域で働いているが、
休みになるとパリのアパートに戻ってこられる。
そんな貴重なタイミングに呼んで頂いて感謝。

料理のプロの作ってくれる夕食、
しかも和食とあっておなかをめいっぱい空かせて
期待を膨らませて行った。

結果、期待を上回るたいへんおいしい和食をいただいた。
ちゃんとかつおぶしと昆布でだしをとった味噌汁に感動。
かつおぶしも昆布も日本から”おとりよせ”らしい。
さすが食に対するこだわりが違うよなぁ。

ごちそうさまでした。

最低賃金

2006-06-26 18:23:49 | Weblog
フランス政府は今日最低賃金(SMIC)の引き上げを発表。
今までより3.05%増しの時給8.27ユーロ(税込)。
週35時間労働として、月給になおして
手取りにすると1000ユーロ弱になる計算。

1ユーロが145円を超える現在、円に換算すると
時給1200円を超えるのでこれが最低賃金なら
随分いいじゃない、という感じがする。

ただし実際の購買力でいうと1ユーロ=100円、
ぐらいの価値しかない気がする。
とはいえ日本の最低賃金と単純に比較したら
フランスの方が高い。

(ちなみに日本の最低賃金は地域、産業別に設定されている。
日本の最低賃金が最も高い地域・産業と
フランスの最低賃金を比較してもフランスのほうが高い。)

経営者側は”選挙前の有権者へのご機嫌取り”と
言って批判している。
労働組合は”もっと上げろ”と文句を言っている。
改めて国として社会主義寄りだなぁとおもう。

でもこのSMICが引き上げられると
生活必需品の値段があがる、とも聞く。
そうすると結局SMICを収入としている人の
購買力は上がらず、他の人の購買力は下がるわけで
引き上げることにはあまり意味がないように思われる。

いろいろなことに関して
実際のところ何が目的でどういう結果になるのか
見極められるようになりたいと思う。
でもそれって結構難しい。