閑猫堂

hima-neko-dou ときどきのお知らせと猫の話など

ひっかかった

2009-11-13 14:46:12 | 日々
某国大統領が来日するちょうど当日に、
同じ空港から(国内線ですが)飛行機に乗るM。
「警戒が厳しそうで嫌だなあ」と言いつつ、
いつものように、怪しげな荷物を持って出かけました。

搭乗予定時刻の少し前に電話がかかってきたので、
てっきり検問にひっかかって身元確認でも?と思ったら、

「カウンターで航空券を出したら、1ヶ月前の日付だった」と。

なんじゃそりゃ。
そこですか、ひっかかったのは。

先方が手配して送ってくれた航空券なので、
Mのせいではないんですが…
送られてきたまま、確認もしていなかったわけですね。

当日を含め3日間の予定がすでに組まれているので、
行かないというわけにもいかず。
さいわい空席があって、往復とも買い直せたから、
時間はちょっと遅れるけどオッケー、とのこと。
国内でよかったです。


それで思い出したのは、
前に絵本画家のNさんにうかがった話。

お正月に一家で海外旅行をすることになり、
空港に着いたところで、気がついたら、航空券がない。
全員分を、机の引き出しの中に忘れてきたという…。

シーズン中ですべて満席、キャンセル待ちもいつになるか、
という絶対絶命の窮地から、あらゆる手を尽くし、
航空会社を説き伏せ、無事に飛び立つまでのいきさつは、
Nさんのおっとりした「語り」でうかがうと、ハラハラドキドキ、
それこそ絵本にしたらさぞ面白かろうと思ったものでした。

忘れ物やうっかりミスの多い人というのは、そうでない人よりも、
困ったときの対処能力が優れているのではないか、
というのがわたしの個人的見解です。
コメント
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