◆美雪さんからのご質問
>『旅するウサギ』について質問です。
>メビウス公園を作った建築家のイメージの元はガウディですか?
>グエル公園なら、メビウス公園とつながっていても
>違和感がないと思うのですけど。
さっそく読んでくださってありがとうございます。
ご想像のとおりです。
メビウスは19世紀のドイツの数学者ですが、ガウディは
メビウスより60年ほどあとに生まれたスペインの建築家です。
ガウディ建築は、写真集やカレンダーで眺めていたので、
本物は見たことないのに、ほとんど見たような気持ちになっています。
きちっとした新しいビルディングには興味がなくて、
「なんだろこれ?」っていうような変な建物や、廃墟が大好き。
最初、メビウスの輪をトンネル状にして、
その中をくぐって遊べるプレイストラクチャーを
作れないか、というようなことを考えたのですが、
森博嗣さんの小説にそういう建築物が書かれていたので、
おっとっと・・とあきらめました。
(そもそも物理的な物の見方ができない作者なので、
あまり複雑な立体物の描写は不可能だと思われます)
おまけですが、メビウスの輪の、センターラインではなく
幅の3分の1のところをずーっと切っていくと、
さらに手品っぽい面白い結果になるので、
試してみてください。
作中の建築家のビジュアルイメージは、
ガウディ本人にはあまり似ていなくて、
チャールズ・ダーウィンとカーネル・サンダースを
足して割ったような感じ・・って、どんな人なんだ・・(笑)
話は変わりますが、美雪さんに、
「北海道の百人一首は下の句を読んで下の句の札をとる」
「しかもその取り札は木でできている」
というお話をうかがって、びっくり。
ヒグマが津軽海峡を泳いで渡れない、というのはわかるけど、
百人一首が北海道だけ独自の進化をした理由がわからない。
下の句カルタの謎。