閑猫堂

hima-neko-dou ときどきのお知らせと猫の話など

切り干し

2011-01-19 10:14:23 | 日々

「西高東低の冬型気圧配置」と天気予報で言っている。
太平洋岸の当地では「晴れて寒い」という意味なので、
冬型が続きそうなときは、よろこんで大根を干しにかかる。

畑から抜いてきた大根を、すぐにごしごし洗って、
皮ごと4つ割りにしてから小口切りする。
厚さは正確ではないがだいたい3~4ミリくらいか。
これより厚すぎると時間がかかるし、
薄すぎると紙のようにぺらぺらになってしまう。

梅干用の浅い大きなざるに、重ならないよう一面に並べて、
3日か4日、しっかり日にあてて風にあてる。
真っ白だったのが、ひなた色のしわしわに縮んでくる。
最後は、とりいれてストーブのそばに一晩おくと、
しっかり乾いて、ゆすればカラカラいうようになる。
あんなに大きかった大根も、驚くほどコンパクトになり、
密封して冷蔵庫にしまっておけば長くもつ。

これは、水で戻して、お惣菜風に煮つけてもいいけれど、
戻さずに、そのまま酢醤油に漬けるのが一番美味しい。
醤油と酢と酒を4:2:1の割合で、少しだけ砂糖を加え、
さっと煮たて、洗って絞った切り干しを漬ける。
柚子の皮を糸のように細く刻んで混ぜる。
2~3日たつと、ふっくら醤油色に染まり、
ぽりぽりという歯ごたえが楽しい。
大根の種をまいたのは9月。
食べているのは1月半ば。
こういうのをスローフード
っていうのでしょうか。
超スロー。


上の画像は、切り干し大根の山・・ではありません。
Mの薪割り場。
冬後半の暖房はこれで足り・・るかな?




中空の切り株を植木鉢がわりに
寄せ植えにしたプリムローズたち。
少し寒そう。
 

 

コメント
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