◆直美さんからのご質問
>サンゴロウシリーズのもくじのページのサンゴロウは
>飛んだり跳ねたり踊っているようだったりしていますよね。
>私はサンゴロウはクールでもの静かなイメージ
>(でも機敏に動ける感じはします)だったので、もくじのサンゴロウは
>違う面を見られた気がしてなんだかうれしかったです。
>サンゴロウも踊ったり鼻歌歌ったりしてたのでしょうか?
>船に長い間乗っていると陸に戻った時
>駆け回ったり飛び跳ねたりしたくなりそうですね。
いーえ、しません(キッパリ・・笑)
踊ったり歌ったりするサンゴロウは、
(いや、「踊ったり」はなかったっけ)
あとにも先にも4年前の子どもミュージカルだけです。
ミリちゃんとのデュエットとか、
「ふたりのサンゴロウ」のシーンとか、よかったですね。
もくじと、表紙(カバーをはずしたとこ)のちっこいサンちゃんは、
画家のちょっとしたお遊びだと思われます。
児童書なので、シリアスな絵ばっかりだとかたくなるから、
という配慮だったのでしょう。
たぶん。
わたしはシリアスでも全然かまいませんが(笑)
ちなみに、このもくじのスタイルは、ドルフィンの1冊目
『ドルフィン・エクスプレス』にもなんとなく続いていますが、
なぜか2冊目以降は消えてしまったようです。
絵本でも童話の挿絵でもそうですが、文章と絵が別の人の場合、
作家のいうとおりに画家が描く、というのでは
出来上がりはあまり面白くありません。
むしろ作家の考えつかないようなことをしていただいたほうが
思わぬ方向に思わぬ世界が広がる可能性があります。
「二人三脚」という比喩がよく使われますが、
その言葉は適切でないと思います。
あれではどちらも不自由だし、だいいち脚の数が減るんじゃ
駄目じゃないか。
ただし、どっちかが、あるいは両方が暴走すると
世界が崩壊してしまうことは確かなので、
そこんとこが、難しいといえば難しい、のですよ、ね?
はい、バトンタッチ。
ぽん。
(以下、描いた人)
ウーン。
あまり深く考えずに描いていた気がします。
(今、久しぶりに見ました)
本編が始まる前の準備体操というか、腕慣らしというか……。
ここは文章もないし、作家さん側からの要望もない部分でしたから、
本編のサンゴロウとは関係ありません。
見開きの目次として、なにか絵があったほうがよいので
描いただけです。
本編のサンゴロウは、作者の方もおっしゃっているように、
ぼくもしないと思っています。
シャイな人(ネコ)だから。
本編のお話にはないけど、もっといろいろなサンゴロウの動きを
描いてみたくなる、というのか、
1枚の絵の向うに100枚位のデッサンがあって、
1枚の絵ができる、というのか。
純粋に、描いてて楽しかったから・・・
”サンゴロウの世界”はもっともっと描いてみたい絵がたくさんあります。
(閑猫追記)
シャイなネコ・・
そ、そうだったのか・・
(上の画像は本文とは関係ありません)
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