閑猫が昨日みつけたメジロの巣。
さっそく鳥の巣博士のコレクションに追加されました。
遠目に見た感じよりきれいな状態でしたね。
このように、Y字形になった小枝の間につくる。
縁を2か所で固定して、底は浮いています。
これがメジロの巣の特徴。
反対側から見たところ。
緑は苔、白っぽいのはクモの糸など。これも特徴。
外装に苔を貼るのはカモフラージュのため。
これは効果抜群で、葉が落ちる季節にならないと
人の目ではなかなか見つけられません。
内装はいたってシンプル。
極細の枯れ草の茎を敷き詰めてある。
獣毛や羽毛のようなものは一切使っていない。
取り付け部分のアップ。
クモの糸は軽く、しなやかで粘着力もあり、意外と強度もあるので、
身体の小さい鳥にとっては絶好の巣材。
いわゆるクモの巣(網)からとるだけでなく、繭をほぐして
糸をとることもある。
くちばしでじょうずにまとめてコンパクトにして運び、
それをまた現場でほぐしながら使うようだ。
底面のアップ。
枯れ草の葉など、ちょっと幅のあるものを床材に使っている。
都会のメジロは、よく白い荷造り紐(PPテープ)を使う。
丈夫なことは丈夫だけど、メジロには長すぎるようで、
全体にぐしゃぐしゃと雑な感じの巣になりやすい。
サイズ感は、こんなです。
庭木や街路樹にあって、直径が鉛筆の長さの半分くらいだったら、
まずメジロの巣。
本日の「いいね!」
15世紀の教会を改築したオランダのブックストア。
ステンドグラスやパイプオルガンもそのままで、
いつでも元の教会に戻せるようになっているとか。