閑猫堂

hima-neko-dou ときどきのお知らせと猫の話など

メジロの巣

2015-10-16 18:45:14 | 日々

閑猫が昨日みつけたメジロの巣。
さっそく鳥の巣博士のコレクションに追加されました。
遠目に見た感じよりきれいな状態でしたね。

 

 

 

このように、Y字形になった小枝の間につくる。
縁を2か所で固定して、底は浮いています。
これがメジロの巣の特徴。 

 

 

 


反対側から見たところ。
緑は苔、白っぽいのはクモの糸など。これも特徴。
外装に苔を貼るのはカモフラージュのため。
これは効果抜群で、葉が落ちる季節にならないと
人の目ではなかなか見つけられません。

 

 

内装はいたってシンプル。
極細の枯れ草の茎を敷き詰めてある。
獣毛や羽毛のようなものは一切使っていない。
 

 

 

取り付け部分のアップ。
クモの糸は軽く、しなやかで粘着力もあり、意外と強度もあるので、
身体の小さい鳥にとっては絶好の巣材。
いわゆるクモの巣(網)からとるだけでなく、繭をほぐして
糸をとることもある。
くちばしでじょうずにまとめてコンパクトにして運び、
それをまた現場でほぐしながら使うようだ。 

 

 



底面のアップ。
枯れ草の葉など、ちょっと幅のあるものを床材に使っている。
都会のメジロは、よく白い荷造り紐(PPテープ)を使う。
丈夫なことは丈夫だけど、メジロには長すぎるようで、
全体にぐしゃぐしゃと雑な感じの巣になりやすい。 

 

 

サイズ感は、こんなです。
庭木や街路樹にあって、直径が鉛筆の長さの半分くらいだったら、
まずメジロの巣。

 

 

本日の「いいね!」


WAANDERS IN DE BROEREN

15世紀の教会を改築したオランダのブックストア。
ステンドグラスやパイプオルガンもそのままで、
いつでも元の教会に戻せるようになっているとか。

 

コメント
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