絵本『ぼくのしょうぼうしゃ』(偕成社 1993年)
作家+画家サイン本が、絵本ナビさんにて販売中です。
えーと、これ、いつサインしたのか思い出せず、
(60冊も、したっけ?)
絵本ナビに出ているのも知りませんでしたが、
たまたまみつけたので、お知らせしておきましょう。
<2016年1月24日追記>
上記サイン本は完売しました。
お求めくださったみなさま、ありがとうございました!
この絵本は、新刊の『おはよう!しゅうしゅうしゃ』と
出版社は同じですけど、コンセプトが多少違うので、
同じ乗り物絵本シリーズには入っていないものです。
できた順番からいうと、最初が『クレーン・クレーン』、
次がこの『ぼくのしょうぼうしゃ』で、
そのあとに『ピン・ポン・バス』など9冊ができました。
最初の2冊だけ縦長の判型なのは、もちろん、
クレーンも消防車も「上に」伸びるものだからです。
ごらんいただくとわかると思いますが、この当時は、
クレーン車をあえて淡い水彩でファンタジーっぽく描いてもらったり、
ちっちゃい子ども用の消防車をこしらえてみたりと、
現実から離れる方向で作っていたのでした。
どちらかといえば、そのほうがわたしの本来の書き方で、
それは基本的に今でも変わっていません。
むしろ、現在の(わりと現実に即した)乗り物シリーズのほうが、
「へえー、こんなのも書くようになったんだ?」と、
自分で意外な感じがするくらいです。
でも、どっちがホントということはない。
どっちもあり。
それは、たぶん、絵の人にも言えること。
『ぼくのしょうぼうしゃ』は、空想的な乗り物絵本です。
消防車は、火事を消す以外に、どんなことに使えるでしょうか…
なぁんてことを考えていた22年前。
モデルさんが、ちょうどこれくらいだったね。