菜の花のつぼみ。
食べようか、それとも鑑賞しようか迷う。
迷ってるうちに咲いちゃった。
これは畑でなく、花壇の隅に勝手に生える野良菜の花。
一般に「菜の花」の通称で食用や観賞用に流通しているのはアブラナ(菜種)で、葉も茎もあかるい黄緑色をしており、これとはだいぶ様子が違う。
では、これは何かというと…何だかわかりません。
白菜のように結球するでもなく、大根やかぶのように地下部分が太るでもなく、かなり大きめな葉っぱがもさもさと盛り上がってきたかと思うと、たちまちとう立ちして花になっていく。つまり、野菜として利用するところがない。しかし観賞用にしては花に対して葉の割合が多すぎる。
おそらくさまざまなアブラナ科の野菜の種が、畑からこぼれ出て交雑を繰り返した結果、こういう「何にも似ていないハイブリッド」ができたのではないかと。
せっかくだから名前をつけてあげようかと思ったけれど、来年も同じものが生えるとは限らないし、去年のがこれと同じだったかどうかもすでに思い出せない。
菜の花は、菜の花。で、いいか。
本日のコマ吉。
ホースの番をしているところ。
「きりっ」としているところと…
ぐにゃぐにゃのところ。
ゴハン待ち中。無言で念を送っている。
無言で……ムゴ……ねむ……