閑猫堂

hima-neko-dou ときどきのお知らせと猫の話など

白のコレクション

2011-05-20 16:08:42 | 日々

♪ お池のまわりに のばらが咲いたよ

・・というわけで、本日は蜜蜂ごっこ。
まずは、この季節に多い「白い花」を訪問いたします。

トップは、ノイバラ。
つぼみがほんのりピンクなのを発見!

 

ウツギ。
別名を、卯の花。
「ほととぎす 早も来 鳴きて・・」
このうたの歌詞は季語が満載すぎるなあ。

 

こちらはコゴメウツギ。
米粒みたいに小さい、薄クリームの花。

ユキノシタ。
よく見るとなかなか不思議なかたちの花。
中国名の「虎耳草」は葉っぱの形から。
えー、トラの耳ってこんな丸かったっけ?


ミズキ。
大きな木で、しかも花は上向きについているので、
うーんと遠くからでないと見えない。

ホオノキ。
これもミズキに同じく。
2階ベランダからみつけ、めいっぱいズームで。


イキシア。
園芸品種。和名を槍水仙とか。
でも水仙ではなくアヤメの仲間。

ジャスミン。
良い香りです。
うん。良い・・んだけど、やや微妙。
これが咲くと、蒸し暑い季節がやってくるので、
あまり嬉しくなかったり。
それに、蔓がからんでしょうがないので、
元の鶏小屋のまわりにだけ、
控えめにいていただくことに。

 

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巣立ちっ子

2011-05-19 16:21:24 | 日々

チーチー、ツィツィツィ、とにぎやかな鳥の声が聞こえます。
どこかの巣箱から、ヤマガラさんちの子が巣立ったらしい。
声のする木をよくよく見ると、あっちに1羽、こっちに1羽と、
隠し絵のように、まだ色のうすい、翼も尾羽もみじかい子が。
口もやや横にひらべったく、いかにも
「早くゴハンちょーだい!」という顔をしています。
かわいいな。
(うーん、やっぱり望遠レンズ欲しい・・)

巣立ちの当日は、巣箱から飛び出すのがやっとで、
はたはたとはばたいて行きついた枝でも葉っぱでも
とにかくしがみつくだけ・・という頼りなさ。
お母さんが餌を持ってきてくれるのを待っているうちに、
待ちくたびれてうとうとコックリしてしまうなど、
人間の赤ちゃんみたいなのでした。
それでもがんばって親についていくので、
日に日に飛ぶのが上手になっていきます。

こちらがお母さん(お父さん?)
あー忙しい!という顔をしている。


この時期、町ではスズメなども巣立ちを迎え、
ちょうどバードウィークと重なることもあって、
「飛べないスズメの子を拾いました。どうしましょう」
という心優しい人が続出するころでもあり・・。
まるで「巣から落っこちた」ように見えることがありますが、
ほとんどは「間違って保護」されちゃったケース。
巣立ったとはいえ、まだ親から離れては生きていけませんので、
拾わないように!(と日本野鳥の会も呼びかけています)

→ ヒナを拾わないで!キャンペーン

さてさて、うちでもよく言っておかなくては。
絶対拾わないように! 特にそこの黒猫!


・・聞いてない;

 

 

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みどりの

2011-05-14 21:43:39 | 日々

サルトリイバラはもう実になっていた。
どっちにカメラを向けても、みどりのものばかり写る。


半日陰に咲くガクウツギの花。
白い花の季節の到来。
ホトトギスもそろそろ来るころ。


ハナミズキとスモークツリー。
この緑と、この赤の、配色の妙。

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こもれび

2011-05-13 15:07:03 | 日々

強い雨と風のあと。
桜の木の下に桜の実がたくさん落ちていた。




珍しいふわふわの飛行機雲をみつけて
栗の若葉がさわいでいる。




木のてっぺんで鳴くオオルリ。
鮮やかな瑠璃色もシルエットになってしまって。
(うーん、望遠レンズ付きデジタル一眼レフ欲しいかも・・)

山の中の水場へつづく橋。
メンテナンス行ってきまぁす。

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マドちゃんがきた

2011-05-13 15:06:38 | 日々

ごめんください。
だれもいませんか。

いないよね?
(ここで3分間かたまっていた)

そおっと・・



いちおう逃げ道確認。

あ、みつかっちゃった?



すいません、お邪魔してマス。

(だいぶあつかましくなったマドレーヌ改めマドリーノ君)

 

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ぐにゃぐにゃ

2011-05-11 17:24:31 | 日々

おひざで熟睡さんちゃん。

これからさらに気温が上がると
見るからに暑苦しい絵になってしまうので
いまのうちにアップ。(って、もう遅いかも)

それにしても、くつろぎすぎだ、キミは。
重い。

 

聴いている音楽。
"Organic" Joe Cocker
"Collection"Katie Melua
"The Unforgiving" Within Temptation

例によってわけのわからん取り合わせ。
1と2は最近どんな映画を観たかということが
そのまんま反映されており、単純といえば単純。
(つまり「妹の恋人」と「ミス・ポター」ですね)
3は、5曲目がすごくきれいな曲なのに、
いつもその前に眠ってしまい、なかなか聴けない・・(笑
 

 

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本日のサラダ

2011-05-10 17:34:57 | 日々

2種類のリーフレタスとサラダほうれん草のミックス。
ここまで摘んだら雨が降り出したので走って帰ってきたところ。

 

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くまんばちの誤解

2011-05-07 08:49:33 | 日々

前々回の熊蜂の話のつづきです。

熊蜂は刺さないのに、なぜ一般に獰猛だと思われているのか。
これが、どうやら「蜜蜂マーヤの冒険」という名作童話のせいらしい。

ドイツのボンゼルスという人が書いたものですが、
(古くは大正末期に「摩耶子の冒険」として邦訳が出ています!)
この物語に蜜蜂の敵として登場するのが、凶悪な雀蜂集団。
これを、誰かが「くまんばち」と訳し、
挿絵にも恐ろしげな「黒い熊蜂」が描かれていたため、
多くの子どもたちの頭に刷り込まれてしまった、と。
また、わたしは見ておりませんが、アニメ「みなしごハッチ」にも
悪役として「くまんばち」が出てくるエピソードがあったとか。

うーん。
たしかに、名前は雀より熊のほうが怖いですからね。
(一説によると、雀蜂を「くまんばち」と呼ぶ地方もあるそうです)
子どもの頃に読んだものって、けっこうよく覚えているので、
うっかりしたことを書いてはいけません。
(あ、「作り話」はいいのよ。マシュマロが畑でとれたって、
猫がお手伝いさんになったって、何でもありですから・・笑)

もうひとつ、よくある誤解に、
「渡り鳥の群れは賢いリーダーに率いられている」
というのがあるのだけれど、これはどうも
スウェーデンの作家ラーゲルレーヴの書いた
「ニルスの不思議な旅」の影響・・のような気がする。
こちらも初訳は戦前と、古いです。

あと、前にも書いた「あらいぐまのラスカル」の
「カラスは指輪を盗んで隠す」という習性。
これはまったくの誤解というわけではないけれど、
日本のカラスの話ではない、という部分が抜け落ちている。

上記3点は、わたしもしっかり読み、
しっかり間違っておぼえ、ずっと信じていたことで、
あとになって「え? 違うの?」と驚きました。
しかし、まだ間違いに気づいていない間違いも、
もしかしたら、あるかもしれないですね。

と、考え始めたらちょっと心配になってきた。
べつに名作のあらさがしではありませんが、
昔読んだ童話の知識で「これは嘘だった!」とか、
「これはホントなの?」というのが他にありましたら、
ぜひ教えてください。
(左のメニューの「メッセージを送る」から
ハンドルネーム記入でおねがいいたします)


あ、そうだ。
いちばん有名なのは「熊に会ったら死んだふりをする」。
これはイソップ寓話が誤解の元でしょうね。
本来は、熊に出会ったときの対処法ではなくて、
「真の友」の判別法についての話なのに、
なぜかみんな「死んだふり」だけ覚えているという・・(笑

 

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ひらく

2011-05-06 23:15:32 | 日々

朴の木のひらきかけの若葉。
芽をつつんでいた薄赤い皮がはがれてぶらさがり、
ちょっと遠目にはニンジンのように見えるので、
いつもこの状態をニンジンツリーと呼んでいる。
しかし、羽のある人たちがわいわいしているようにも見える。
ここからまもなく大きな楕円形の葉が風車のようにひらいていく。

例年、5月の連休の頃には蕗を摘みに行くのだけれど、
川岸はあっちもこっちも猪さんが掘り返し、
収穫量は年々少なくなる一方。
今年は一番いい場所をごっそり崩されてしまったので、
ほんの一握りしか採れず、つまらない。

西側の沢沿いに、猪っぽさのひときわ濃い地帯がある。
バッタリ会ってはいけないから、わざと足音をたてて行くと、
案の定、竹やぶの奥でパキパキと音がした。
見ると、やや小さめのが2頭、さほど慌てた様子もなく
のこのこと移動していくところ。

午後には反対側の東の斜面で、
何かごそごそあさっているアナグマをMが見つける。
タヌキと混同されやすい動物だが、
タヌキはタヌキ属で、アナグマはイタチ属。
足が短いせいもあり、うねうねした歩き方が
イタチといえばイタチっぽいかも。
「こら」と呼ぶと、ちょっとふりむく。が、
そのまま、うねうねうねと上っていってしまった。



はい、こんな感じ。
これは3年前に撮った写真。
鼻先を地面にくっつけるように歩くので、
いつも背中しか見えないんです。

オオルリが朝から夕方まで鳴いている。
ヤマガラも、ヒヨドリも。
今年はカワラヒワもよく鳴いている。
カワラヒワの声はカナリアに似たところがある。
小さい頃、うちでカナリアを飼っていたので、
どこか懐かしくなるような声だ。

うちのカナリアは何度も卵を産んで雛をかえした。
雛は大きくなるとだんだんカナリア色になるが、
頭が帽子をかぶったように黒い子や、
羽根がちょこっとだけ黒い子が必ず混じっている。
帽子の子にはベレちゃんなどと名前をつけたけれど、
うまれた子たちは長くはいなかった。
そういう色のカナリアは小鳥屋では売っていない。
あの子たち、みんな、どこへ行ったんだろう。

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あかるいひざしの

2011-05-05 17:07:10 | 日々

すっかり野草化したポピー。
紙のような薄い花びら。


いちめんのなのはな・・元ブロッコリーズのみなさん(笑
蜜蜂が来ているので抜くに抜けず。


おたまヶ池幼稚園。
♪やがて手が出る足が出る。


ところで、
「くまんばちは飛ぶ」という有名な曲は、
本当は熊蜂ではなく雀蜂が正しいんじゃないか
・・という話を、ずーっと前に書いたのですが(→ここ
今さらながら、すみません、撤回いたします。

あたたかくなると、あちこちで熊蜂がホヴァリングしながら
テリトリーを保守している姿を見かけます。
この蜂は見かけによらずおとなしい性格で、
食べるものも蜜蜂と同じ花の蜜だし、
人を刺しにくることはないのを知っているので、
「おお、がんばってるね」とほほえましく眺めています。

で、ある朝、熊蜂を見ていて、ふと気がついた。
そうか。この音。
半音ずつ下がって上がって切れ目なく続くハミング。
この「音」を拾ったんだ。
リムスキー=コルサコフ氏は音楽家であって、
昆虫学者ではなかった。(あたりまえだ)
性質的には雀蜂のほうが、たしかに勇猛であるけれど、
構造のせいか、あるいは飛び方のせいか、
こういう音楽的な羽音はたてることができない。
モーターみたいに単調に「ぶーーーん」といってるだけ。
だから、あの曲は、やっぱり雀蜂ではありえないんだ。
な・る・ほ・どー。
(って、気づくの遅すぎですよね・・)

ちなみに、日本語ではどっちも「蜂」のくくりですが、
英語ではbee(蜜蜂)とwasp(雀蜂)は別の言葉。
rabbit(穴うさぎ)とhare(野うさぎ)も別ですね。
2種類のうさぎが出てくる「不思議の国のアリス」や
「リトル・グレイラビット」なんかは、どの訳本も
けっこう苦心してるんじゃないかと思います。
 

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