閑猫堂

hima-neko-dou ときどきのお知らせと猫の話など

パンジー

2011-11-18 11:03:32 | 日々

ようやく花壇の衣替えが完了。
2つの細長い花壇に、パンジーを8株ずつ、計16株。
もうずっと毎年同じ。

夏のサンパチェンスが、何度か鹿に芽を食べられたり、
猪に根こそぎひっくり返されたりしながらも、
負けずに大株になって、秋になっても花を咲かせ続け、
根もしっかり張っているので、交替を先のばししていたが、
もうそろそろいいだろう、と思って。

サンパチェンスは丈夫で、西日だろうと半日陰だろうと平気。
猛暑でぐったりしおれても、夕方にたっぷり水をやると、
翌朝には何事もなかったように生き返っていた。
折れたら折れたで、そのへんの土にさしておけば、
すぐに根を出し、平然と大きくなっていく。
交配で作り出された新種の園芸植物なのだそうだ。
栽培が容易で、手間がかからない。
しかも環境浄化力が強い、とのこと。

その上にぜいたくをいっては申し訳ないが、
あっけらかんとしすぎて、逆に物足りない。
色も形も単調だし、それに、大きすぎる。
ひとつも種はできないが、次々と、次々と咲く。
いつ見ても同じように咲いていることに違和感をおぼえる。
造花、というより、植物アンドロイド?
これが種のできる植物だったら、大変だ。
2、3年もすれば、このあたりは完全にサンパ帝国となり、
生態系が変わってしまいそう。

パンジーも品種改良が進み、昔のままではないけれど、
それでも、パンジーが並んだ花壇を見て、ほっとする。
花はこういうのがいい。
姿が可愛らしいし、たくさんある色の中から
取り合わせを考えて選ぶのが楽しい。
黒の模様が入ってくっきりした顔立ちのものより、
単色か、白地にグラデーションのものが好き。

昨年は、店先で、よし、あとオレンジのを4つ!と思って、
まず1つとってかごに入れたら、どこかのおじさんが、
横からさっと手を出して、残り3つをさらって行ってしまった。
「あ・・」と思ったが、しかたがない。
1つだけでは落ち着きが悪いので、やむをえず
それを戻して、配色をやり直した。

今年はしっかりオレンジを最初にゲット。
けっこう執念深い閑猫。

 

「デンジャラス・デイズ」というドキュメンタリーを見た。
リドリー・スコット監督の映画「ブレードランナー」の
できるまでを、制作者と出演者たちのインタビューで
つづった、いわゆるメイキングである。

100分を超える長さの、隅から隅まで興味深い。
有名な「夜と雨とスモーク」のシーンが、なぜ出来たか、という
意外な種明かしを聞いても、「なーんだ」とは思わない。
予算と時間の限られた厳しい条件下で、
やりたいことを、どうしたら、やれるのか。
ひとつ壁にぶつかるたびに、単なる代案でなく、
さらに上回る素晴らしいアイデアが生み出されていく。

近年の作品には、正直いって「うーん・・」というところも
あるのだけれど、やっぱり、リドリー素敵。

 

本日の水玉。


オレンジのパンジー。 

 

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冬苺

2011-11-17 10:17:09 | 日々

つる性で、上にはのぼらず、地面を這う。
この季節に実が赤くなる。
変わり者の木苺。
加工するほどの量は採れないので、
積極的には採らないけれど、食べると甘い。

 

このあいだマドちゃんがいたところに、
今朝はすもも嬢さんが。
ヒトにはかなりきつい傾斜だけど、
猫には人気のひなたぼっこスポット。

 

ノコンギク・・にしては色も濃いし、花の数も多い。
でもたぶん普通のノコンギク。

 

お天気が続いたので、落ち葉がよく乾き、
ポテトチップスみたいにぱりぱり砕ける音がする。
ころがると面白いのはわかるが、そのまま家にあがるのは、
なんとかならんか。

 

本日の水玉。

キウイ。
実だけでなく、つるも毛だらけだなあ。

 

「ん? なんか言った?」

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天然モビール

2011-11-16 08:40:00 | 日々

こんなのとか・・

 

こんなのとか・・

 

こんなのとか・・

 

人が作っても、なかなかこうはいきませんでしょう。

 

 

本日の水玉。

ツリフネソウもすっかり種に。
ホウセンカの仲間なので、さわるとぱちぱちはじけて飛びます。

 

 

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Morning has Broken

2011-11-15 08:58:43 | 日々

本日の水玉、朝露特集。
トップは、まずこれ。アスパラガスの葉。

 

芝生のかたばみ。小さい葉っぱに、小さい小さい水玉。

 

あさつき。何百本の水玉スティック。

 

スギナ。宝石店のよう。

 

この草は何だったかなあ。
スギナ宝石店で買ってきた首飾りをしています。

 

やっぱり、ラストはこれでしょう。
チカラシバの水玉まぶし。

 

タイトルは、食パンのCMで流れていた曲。
ああこれ、何だったかなあ・・と丸1日考えて
思い出したので、忘れないように書いておこ。

 

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2011-11-14 07:58:29 | 日々

誰でしょう、こんな面白いかじり方をしたのは。

 

渋柿かな。
渋柿だろうね。
うん、きっと渋柿に違いない。

(高くて届かないのでそう言ってるらしい・・笑)

 

聖なるパピルスの泉に水を飲みに来た
聖なる(太めの)黒ヒョウ。

・・こら、さんちゃん、たまり水を飲むな。

 

本日の水玉。

はい、柿にも水玉。

 

 

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サルトリイバラ

2011-11-13 09:56:03 | 日々

どちらかというと暖地の植物なのだろうか。
子どもの頃に暮らしていた神戸の裏山にもあった。
九州では「だんごの葉」と呼んで、丸い葉を柏のかわりに使う。
柏のように大きくないので、2枚ではさむようにする。

名前は、つる性の茎に鋭いとげがあることから。
別名をカカラ、サンキライともいう。
我が家ではクリスマスのリースに欠かせないので、
とげもつるも扱いにくいけれど、大事にしている。
赤い実のつかない日本ひいらぎに、この実を組み合わせると、
いいぐあいにクリスマスカラーになる。
葉が黄色くなるころに採っておけば、長く楽しめる。

 

 

菊には日照が足りないのだろう。
毎年ひょろひょろと茎ばかり伸びて
花がてっぺんに少ししか咲いてくれない。 

 

つわぶき。
当地ではどこにでもあるような花だけど、
こんなに間近でじっくり見ることはめったにないかも。

 

竜脳菊。
特徴ある樟脳の香りがするので、たぶんそうだと思う。
25年間、同じ場所に、毎年ひっそり咲いている。

 

リーフレタス。
あまりにも美しすぎて、食べるのがもったいない
・・ということはありません。
食べないともったいな~い。

 

本日の水玉。

ヤマイモの枯れたつるに。ペンダント。

 

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「みんなで!いえをたてる」

2011-11-12 09:22:45 | お知らせ(新刊)

(これこれ、すもも嬢さん、目つきよろしくないですよ・・)

見本は10月にできていたのですが、
えーと、そろそろ書店に並ぶころでしょうか。

新刊絵本です。
「みんなで!いえをたてる」(鈴木まもる絵・偕成社)

「ピン・ポン・バス」など、乗り物絵本シリーズの1冊です。
家を建てる話が、どうして乗り物のジャンルに入るかというと、
表紙をごらんいただくとわかりますが、真っ赤なクレーン車。
通称ラフターという、大きいタイヤがついて公道を走れるクレーン。

家を建てるのは、「大工さん」のお仕事。
それは昔も今も同じ。
ですが、すべて人力・手作業だった昔と違って、
今は重機が欠かせません。
棟上げというと、クレーンがやって来る。
というより、クレーンが来ないと始まらない。

もちろんクレーンだけではありません。
基礎工事はショベルカーとミキサー車だし、
材木を積んでくるのはクレーンつきトラック(通称ユニック)。
建築現場には、形や機能の違う「はたらくくるま」が
入れ代わり立ち代わりやってくるのです。

それなら、1軒の家ができるまでの過程を、
「くるま」という観点からみることも、できるのかな・・
ということで、この絵本ができました。

「いろんなくるま」は、それぞれ「いろんなおしごと」をします。
その「いろんなくるま」に乗ってくるのは、「いろんなおしごとの人たち」。
つまり、家というのは、大工さんだけじゃなく、
いろんな分野の人たちが集まって、役割を分担して作るんですね。

あたりまえのことですが、人間の社会というのは、
ありとあらゆることが、このように分業になっているわけです。
「みんなで力を合わせて・・」というテーマは、子どもの本には
よく見られますが、数さえ集まればいいということではない。
それぞれが、それぞれの能力や特性に合わせて、
自分にできること、自分の得意なことをして、
大きな複雑なものを作りあげていく。
ひとりだけでは、できない。
誰か抜けても、できない。
そして、最後に出来上がるものというのは、
人の「安心」であり、「幸せ」であるんだ、ということが、
この絵本をつくってみて、よくわかりました。

・・って、こらこら、自分で感想文書いてどうする(笑)。

わたしは、テーマを決めてからお話を書く、ということをしません。
いつも、書きながら、あるいは書いたあとで、
「そうか、そういうことだったんだ!」と大事なことに気づきます。
たぶん、自分で気づくために、書くという行為が必要なのでしょう。
(というか、書いてみなきゃ気づかない人なのね・・)


いつもながら、こういう絵本は、絵を描く人が大変。
今回は、ちょうどMの知人が市内で自宅を新築中だったので、
全面協力をいただくことができ、とても助かりました。
ここ数年のあいだに、うちでも外壁の塗装とか
床の張り替えとかをしてもらったので、それも参考になりました。

建築現場と関係ないところで、
「猫おじいさんと犬おじいさん」
「赤いスポーツカー」
「ミニパト」
「謎の4人組」
などにもぜひ注目してみてください。
3人の子どもの名前は、ふたごの男の子が
「あおいくん」「みどりくん」、妹が「きいこちゃん」です。

なお、基礎工程で、地盤補強工事(ジオコラム工法)というのを
行っていますが、これはまだちょっとなじみが薄いかもしれません。
プロの建築士さんの強いすすめで、入れることになりました。
地盤の状態や環境によっても違ってきますので、
「うちはこれやってなかったんじゃない? 手抜き?」
などと余計な心配をされませんように。

そして、もちろん、ごく小さいお子さんには、
いろんなくるまを指さして「あ!」とか「きゃ!」とかいって
楽しんでいただければ、それだけで、作者は幸せです。

ちょっと中を見るのは →こちら

 

<追記>

本文6ページ、ミキサー車とポンプ車がやってきて
「 いえの どだいを つくります」という場面があります。
この「土台」について、建築業にたずさわる方から、
「基礎というのが正しいのでは」とご指摘をいただきました。
たしかに、木枠をつくってコンクリートを流し込む工程を
現場では「基礎を打つ」というふうに言うようで、
そこは大工さんではなく、基礎屋さんの仕事なのですね。 

ただ、このシリーズは2歳くらいの幼児もみる絵本ということで、
できるだけ専門用語は避け、やさしい言葉を使うようにしています。
「きそって、なあに」「いえのどだいのことよ」
と、ひとつ噛み砕いた表現にしてあることを
ご理解いただければ幸いです。 

(「基礎」と「土台」と、どっちが「やさしい」か、ということは、
子どもの育つ環境や体験によって違ってくると思います。
「台」という言葉は、ふだん家庭でも使うことがありますから、
そこから「土台」もなんとなくイメージできるかも…
という意味で、作者は「やさしい」と判断しております。
「どだいって、なあに」と、質問がエンドレスになったら、
どうするかって、それは、う~ん…) 

 

 

みんなで!いえをたてる
竹下文子作 鈴木まもる絵
偕成社 2011年11月
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担当者

2011-11-12 09:21:59 | きなな日記

おひさしぶりです。
あいかわらずの、きななです。

ころもがえをしました。
いろともようは、おんなじだけど、
ふゆようのけがわで、ほわんほわんになりました。

このごろ、まいにち、マドちゃんがきます。
マドちゃんが、まどのそとで「にゃああん」というと、
かあさんが、「ほれいけ、たんとうしゃ」っていいます。

さんごにいちゃんは、ときどきけんかしちゃうし、
ねえちゃんたちは、しらんかおしているので、
たんとうしゃは、きななです。
ねこあなで「いらっしゃいませ」をして、
それから「ごあんない」をします。
「ごはんあるよ」とか、「おみずはこっち」とかも、
おしえてあげます。

マドちゃんは、かあさんには、ごろごろするけれど、
とうさんがくると、ぱっとにげます。
まだ「のら」なんだって。
だから、ちょっとはえんりょしてるんだって。

おそとは、だんだんさむくなってきました。
マドちゃん、おとまりしていく?
ストーブのそばがいいよ。
きななのおざぶとん、つかってもいいよ。

だって、きななは、「のら」じゃないもんね。
ずうっと、ずうっとまえから、このうちのねこだもんね。

 

(最近のきなこの写真が少ないのは、なぜかというと、
黒猫ズのように外で遊ばないので撮るチャンスが少ないのと、
家の中ではラグビーボールのように寝ているか、あるいは人に
しっかりひっついているかなので、非常に撮りにくい!のでした)

 

本日の水玉。

ベランダのてすりに、たくさん並んだうちの、1つぶ。 

 

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ぱっ!

2011-11-11 09:06:41 | 日々

タネも仕掛けもございません。
空中静止のマジック!

ほんとは仕掛けはある。
蜘蛛の奇術師が、舞台のソデにひかえております。

 

 

本日の水玉。

BSアンテナ君は、なかなかアーティスト。

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秋深し

2011-11-10 14:16:02 | 日々

急に冷え込んでまいりました。
背景がまだ緑なので、
いまひとつ気分が出ませんが。

 

カニの勇者は、巨大化け猫相手に、
果敢にジャンケン勝負を挑むのであった。

 

「ごめん、グー出しちゃった」

 

古代の神殿を守る黒ヒョウである。

 

 

本日の水玉。

パピルス。

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