君と
僕が
失くした世界を
取り戻すために
どんなに涙を流しても
帰ってこない
思い出たちがある
川は
絶えず流れて
僕の目に映るやいなや
流れ去って
変わりゆく
一目見た時から
君の吐息から
何からすべて
僕の手中に
収めたいと思った
流れる
涙
そして
途絶える
音信
知らぬ間に
何かを取り違えた日常が
音もなく
未来への下り坂を . . . 本文を読む
土が盛り上がる
果ては地上を揺るがす
地球の思惑
ジシンは
人々にとって
抗し難い敵だった
そんななか
足掻く僕らは
ジシンを無くして
日々を
さまよっていた
こんな時こそ
僕らには
方位
ジシンが、必要だと
痛感したまでだ
予め設定された
脚本があるか、
それともないか?なんて議論は
するだけ無駄だ
自分ジシンで
道を切り拓くことなくして
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結果
人が死ぬことだって
不確かだ
彼女は風になっているかもしれず
霊魂は
またこの地にふたたび
降り立ってくるかもしれず
星が語る
夜の静寂を
亡者たちの
静かな笑みと
すすり泣きを
地にばらまくように
人は死ぬ
いずれ
誰もが
経験すること
今はしなくていいだけ
それが早いか、遅いか
たったそれだけ
君は笑う
「宇宙」の終わりも
いずれ、来 . . . 本文を読む