水面を破壊せよ、上へ昇って

勢いよく水面を破壊する気概で、海面に湧く言葉たちであれ。

正義とか、いろいろ 

2014年11月29日 17時13分49秒 | エッセイ
 あなたの心には「正義」というものが隠されていると信じますか?  そもそも、人間が「善」なる行動をしたいと思う陰には、「自分がより良き状態になりたいという欲望」、又は、「自分の価値を上げたいという極めて利己的な顕示欲や名誉欲」などが、隠されているということは頭に入れておかなければならない。  私は、以下のように断言する。人生において、われわれはすべて衝動としての「善」、或いは「悪」を行うこと以外 . . . 本文を読む

意味も無く踊っては死に

2014年11月29日 13時01分37秒 | 詩編
 風にグルグルと  回されて  僕は軽い  吐き気を  感じた  目の前にいる  女性に  ドギマギして  まったく  何も  言えなくて  ここで  風が吹くのを  待った  どうしようもなく  冷たいその風は  まるで僕の頬に浮かぶ  罪の象徴を撫でるように  吹き過ぎていく    そうだね!  きっと、これは神様からの贈り物だ  死ぬまでに、悦べ  と  いつかは天へ昇る僕らに  いつ . . . 本文を読む

そう人間は ついに

2014年11月29日 12時58分03秒 | 詩編
 人間は  海から這い上がり  空は飛べない生命となった  だからこそ  人は海の底に神秘を探すことに命を賭け  空の高みに辿りつく事を夢見る気高い命に成りえたのだ  人々よ  忘れるな!  人は、歩くことが出来る  そして、いつか飛ぶことだって出来る  もちろん、海深くだって潜れるようになる。  でも、できない今だって  そうなれることを夢見て、ほくそ笑むことが出来るということを   . . . 本文を読む

嗚 夜空の悲しみ

2014年11月29日 00時08分54秒 | 詩編
 そうでしか有り得なかった過去を  僕はゆっくり消化するだけ  人は  一人ですすり泣くときがあるけど  それを抱きしめる誰かも居る  困難が僕らに覆いかぶさってくるけど  そんな暗闇の中に唯一つ浮かぶ月が  僕らの行く方のその先を煌々と照らす . . . 本文を読む

頽廃と凋落の宴

2014年11月29日 00時07分26秒 | 詩編
 キラキラと輝くネオンに  見蕩れる夜半ば  僕はうっとりと  眼を瞑って  独りの宴に  馳せ参ずる  太陽は僕らを裏切らないが  夜は逆に僕らを真実から遠ざけるようだ  この身一杯に感じる厳しい寒さというものが  都会に満ちつつある寂寥の感を乱暴に貶めて  冷徹にも一方的に裁きを下すかのようなこの夜は  まるで一個の「恐ろしい法廷」    そして僕は、つまりは  秋の夜長を徹して執り行わ . . . 本文を読む