不完全さが、唯一の生命線。
思い通りに行かないこと、そのことこそが救い。
人は、皆それぞれのドラマのなかを、生きている。
複雑さは、単純さを構成する、大切な要素である。 . . . 本文を読む
僕を
此処まで運んで来てくれた
僕の身体を
大いに讃えたい
本当の「愛」の姿なんて
簡単には見えそうにないけど
他でもないこの僕の精神が
宇宙の愛の子供そのものだったんだとも
気付いた季節
誰もが
何かしらの不安とともに
生きているけど
僕は
この僕の身体と僕の精神が
齎してくれている
「今」というものに
心の底から
感謝して
生きていきたい . . . 本文を読む
詩人は自らの命を削らなければいけない
その紙に自らの意志を刻み付ける瞬間に
息も絶え絶えになりながら
枯れ果てていく昔日の栄光を想い
現在という空しい季節に
どんな彩色も施すことも出来ずに
無様に藻掻くのも詩人であって
人々の泡のように儚い期待に応えるが為に
自らの生命を賭して
純粋な澄んだ青い炎へと成り果てようと望むのも
また詩人であり
勇気ある決断によって . . . 本文を読む
曲がってゆく僕の身体
PCの魔力で擦り減っていく
僕の体力
あの頃の僕は
暗い一人ぼっちの部屋で
数え切れぬ程
大切な宝物を
仮想世界の中へ
落としてきてしまったようだ
更には
過剰に煌めくスクリーンにも目を奪われ
日常の平穏な幸せをも
見つけ出すことすらできなくなってしまった
僕は
遂には曲がった
快楽を得るということの代償として
それとももし . . . 本文を読む
毎日は
ほんとうに
僕が恥をかくために
やってくるかのようなんだ
だって
僕はほんの少しの優しささえ
分け与えられない愚者だから
或いは
言葉のナイフをちらつかせ
人を戦かせ、人を駆り立てることさえ
怖くて出来ない臆病者だからだ
そういう日々を
毎日 繰り返し
僕は何でもない
軽い懊悩を抱く
何時かこのトンネルをも
抜け出すことができるだろうか?
僕 . . . 本文を読む