僕が
真夜中の底で
見つけたのは
何の物音もしない
湖の中で
呼吸する貝
のような
君の寝顔
それはまるで
一枚のマルク・シャガール
. . . 本文を読む
星が
疼いてる
水あめのように
伸びる永遠を
君は
自然の成り行きで
その口に舐めて含ませる
深夜の静かなる達成の余韻に
不用意に浸る君のあどけなさ
が
今日も枕の上で
濡れているよ……
何故だろう?
まどろんだ朝の向こうに
ファンファーレみたいな
音楽が鳴り響くのが
聴こえるよ
ココアを
零した後の
静寂に
君が
嗜んでいるよ
あの日のタバ . . . 本文を読む