達成の仮面 2017年05月27日 00時24分22秒 | 詩編 夢を繰り返し見ていた 真夜中の寝室は ひとつの牢獄 その牢獄の中だから むしろ酸素に頼って 呼吸をして居られる 僕らが顔にはめている とある仮面は 青い時代の ひとつの達成を 象徴している 嘔吐しそうな自由の渦のなかで 戯れて踊る僕の本能だけが うずく夜には、すわ朝が溶ける 朝が夜に溶けるものだとしたら その逆に 夜が朝に溶けていくであろう微かな兆しに 僕の陰鬱な青春は その生まれ故郷へ帰還 . . . 本文を読む