空の彼方へ
詩は
ひとつの憂いをまとって
途切れ途切れに
信号を飛ばす
ぽつり、ぽつり
そこには女子高生の高鳴る胸があって、そして空があって、さらには高みがあって
誇りを持って放つ悲痛を、知っているあまりに、あまりある予感を飲み込むように、皆で青春を製造した。
あれ?
問いを発しては、倒れ込むゴールラインはどこに消えた?
ああ!あの空の向こうのあなたの幻影を追いかけるの 永遠を手に入れるまで . . . 本文を読む
何か
ぽつりと降る
女子高生の悲哀
あ、
悲哀なんて不似合いな響き
言うんじゃなかつた…
何でも、
心のありかを訪ねたいんだって?
いいよ…
僕らは真理を知っている…
女子高生は空を飛ぶってこと
数多の空に解き放たれた朝の台詞を並べ立てて
詩は、絶やされる
彼女たちの笑みに
静かなる反抗を
重ねてゆくのなら… . . . 本文を読む