水面を破壊せよ、上へ昇って

勢いよく水面を破壊する気概で、海面に湧く言葉たちであれ。

朝ごはんの後の夢想

2015年04月13日 00時54分42秒 | 詩編
 口軽く  レッテレレッテレと  吹いて回る  笛吹小僧の音は良く  飛んでく青空つんざいて    低く低く唸って消える  そんな青春はいったい何処にある?  ひとつの真実へ到達するには  どの道が一番の近道なのか?  ――教えてくれないか、ねえ! . . . 本文を読む

映画の感想(というか、雑感)

2015年04月06日 04時24分43秒 | 詩編
 やはり、さっき観た映画のメッセージは衝撃的だった。  僕が、日々の怠惰に溺れ、「使命」を手放しそうになったときに、叱咤を受けたような、そんな母からの怒りのような、恐るべき天啓に等しいものを与えてくれたように思えるのだった。  この様な、映画を観る機会を与えてくださったある人にはほんとに「感謝」申し上げたい。僕は、甘ちゃんのなかの、もう最近のトマトみたいに甘く、はちみつと砂糖とメープルシロップを . . . 本文を読む

太陽なる企み

2015年04月01日 17時47分18秒 | 詩編
 すべては無明のうちから湧き出る  われわれを生かすための凄まじいエナジー  僕らは活火山に眠るかのような  今にも噴き出すんじゃなかろうかといった  「情熱」を隠し持って  太陽と共に生命を燃やす道筋を選択する  太陽には黒点があって  僕らの心にだって何箇所かにそういう部分があって  だからこそ熱さを敏感に感じることができるのだ  たとえば  無明だと思われる夜のさなかでも  星たちは光 . . . 本文を読む

木陰に眠る真理

2015年04月01日 17時46分40秒 | 詩編
 揺れる真理の影に  生まれ落ちる  脆弱な生命  突如として吹く風に揺られて  崩壊の危機に瀕しようとする  僕の理性も  20世紀の終了とともに  砂漠の果てへと消え去った様子である  ここまで進んで来たのなら  せめて大いなる陽の塊の祝福を……!  われわれの胸中に何よりも熱く宿らせよう  滾るほどに赤々と照り返す  迸る高熱の気合いに心を任せよう   . . . 本文を読む

生命の息吹

2015年04月01日 17時46分08秒 | 詩編
 溢れ出す白が  山々の襞の隙間を縫って  われら人里の大地を潤す    ひとひとりへ  手渡される  天の恵みを  畏まっていただく    泣きじゃくる  赤ちゃんが  ママの水源を  見つけては  無邪気に笑う . . . 本文を読む