遅生の故玩館ブログ

中山道56番美江寺宿の古民家ミュージアム・故玩館(無料)です。徒然なる日々を、骨董、能楽、有機農業で語ります。

ソラマメの支えと皺くちゃ種ジャガのその後

2023年04月12日 | ものぐさ有機農業

春野菜中間レポート第2弾(^^;です。

先回のエンドウ類の西、桜の老木の下にあるソラマメです。

例年、アブラムシが真黒なほど発生し、大変手を焼くのですが、今年は全く見当たりません。たぶん、ニームオイル散布の効果だと思います。これまでは、アブラムシが発生してから、あわてて散布していました。これでは効き目無し。散布が遅すぎたのですね。ニームオイルは、「ニーム」という木の実から抽出したオイルで、虫が嫌がって寄り付きません。しかし、虫をやっつけたり、追い払ったりする力は無し。そこで今年は、防寒メッシュ布を外してすぐ(2月末)から、1週間毎に1000倍液を散布しました。

その結果、アブラムシはどこを探しても一匹もいません(^.^)

で、その後の生育は順調。ここには、お多福ソラマメ(左側2列)と原種に近い紫ソラマメ(右2列)を、それぞれ30株ずつ植えてあります。

次の問題は倒伏です。ソラマメは大きくなると倒れやすい。倒れた場合、極端に収穫が減ります。品種改良がすすんだお多福ソラマメのようなのは、茎が弱く倒れやすく、折れやすい(^^;  なので、早めに支柱を立て、紐でぐるりと囲いました。

左側2列は、この方法で支えました。

この作業は相当キツイ。しかも、何日か経つと、太っちょさんの腰バンドのように、巻いた紐がずりずりと下がってきます(^^;  ソラマメも伸びますから、いずれにしろ、何度か巻き直してやらねばなりません。ま、乗りかかった船、最後まで面倒をみてやることにします(^^;

問題は、右側2列の紫ソラマメです。この種は、質実剛健、ほうっておいても育ってくれます。しかし数日前、突然の春嵐にみまわれ、倒れた株が続出(さすがに、支柱設置済みの左側2列は無事でした)。

何とかせねば・・・・かといって、一株ずつ支柱で固定するのは手間だし・・

で、考え付いたのが写真の方法です。

木杭を1.5m間隔で打ち、二本の紐を杭に絡めながら、ソラマメを挟んで固定するのです。

倒伏防止の一番簡単なやり方は、作付けしたソラマメ全体をぐるっと紐で囲う方法です。簡便ですが、内側になったソラマメは日当たりが悪く、出来がかんばしくありません。

それで、考え付いた方法がこの二重結束法です(相変わらず大げさ(^^;))

杭と杭の間の二本の紐で固定するだけでは不十分で、短い紐で、上の写真のようにに、二本の紐を別の短い紐でさらに結びつけるのです。こうすると、しっかりと固定できるだけでなく、ソラマメの茎を横へ広げることにより、日当たりを良くすることが出来ます。

しかも、

結び目を手で動かすことによって、固定の強さを変えたり、株全体を少しずらすことが容易にできます。

紐で結び付ける前は、洗濯ばさみを使っていました。これは、よくハズれて飛びました(^^;  今回のは、改良型二重結束(実用新案? (^^;)

今春一番の冒険は、種ジャガイモとして、去年収穫の皺くちゃジャガイモを植えたこと。果たして芽は出たのか?

少し離れた所の畑を恐る恐る覗いてみると・・・・

少々の欠けはあるものの、立派に芽がでています。

あとは、多くの芋が付いててくれるのを祈るのみです。

コメント (8)
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