今回も般若面です。
14.4㎝ x 27.7㎝ x 8.1㎝。重 319g。江戸後期ー明治。
全体に漆が塗ってあったようですが、かなり剥げています。
眼や歯の金泥彩色はなく、牙も生えていませんが、
どこから見ても、
般若です。
しかし、
なぜか、
二つの角の長さが大分違います。
能舞台用ではないとしても、
これは一体どーゆーこと!???
今回も般若面です。
14.4㎝ x 27.7㎝ x 8.1㎝。重 319g。江戸後期ー明治。
全体に漆が塗ってあったようですが、かなり剥げています。
眼や歯の金泥彩色はなく、牙も生えていませんが、
どこから見ても、
般若です。
しかし、
なぜか、
二つの角の長さが大分違います。
能舞台用ではないとしても、
これは一体どーゆーこと!???
こういう造りなんですね。これは面白い!ですが、
お面に聞いてみる訳にもいかないし
でも、よく見ると、長い方と短い方とでは、根元の太さが違うのです。バランスを考えて、短い方は、初めから少し細めに作ってあるようです。
何のためかは、神のみぞ知る、です(^^;
こういう品を作った人はエライ(^.^)
どうして角の長さが違うのでしょうね?
角の長さの違う般若面を、本か何かで見たような気もするのですが、、、?
面を打つ時に、サイズの合う「木」が無かったからでしょうか、、、?
でも、面を打つのに、節約して、最初からサイズの合わない「木」を使うとも思えませんものね、、、(~_~;)
鹿などでも、生え揃うまでは、長さが違いますから、それにならって、般若が完全に般若になりきらない状態を表現したのでしょうか、、、?
いろいろと謎が深いですね(^_^)
なぜか、こういう中途半端な物、いわば出来損ないにひかれるのです(^^;
おっしゃるように、途中で木が足りないことに気がついたけれど、そのまま・・・の可能性もありますね。
やっぱり、般若になる一歩手前の面と考えるの一番妥当でしょうか。
これが味というものでしょうか。
古面の多くは、何かしら愛嬌があってにくめません。
そこに魅力を感じます。
血統書とは無縁のペットみたいなもんです(^.^)