先回に続いて、大陸のガラスです。
ソビエトのガラスということで購入した大皿です。
だからどうだと言われても、答えようがありません(^^;
ただ、相当に大きく、重い皿であることは確かです。
中央がかなり厚く、端へ行くにしたがい、薄くなっています。
径 37.5cm、高 5.9cm。重 1.6kg。20世紀。
中央が大きく窪んでいて、一種の兜皿です。
光の当たりようによって、明るい感じにもなります。
こうやって見ると、かなり歪んでいます。
ボディはブルーなのですが・・・・
太陽の光が強く当たると・・・・
赤紫色が浮かび上がってきます。
謎のキャラクターが鋭いツメを研いで潜んでいる?ようにも見えます(^.^)
何とも不思議です。
ソビエトだから、赤か?(^^;
ライトを当ててみると、赤くなるのは周りだけであることがわかります。
中央は、赤くありません。
おおやっぱり、これはソビエトの皿か・・・分厚い中央は、赤とは無縁の独裁者と官僚。おまけに、ボディが歪んでいる(^^;
ボディはブルーなのに、光の当たり方によって、いろいろに輝くわけですね(^_^)
これを持つ人の力とご威光によって、いろんな輝き方をするわけですね(^-^*)
どういうメカニズムかわかりませんが、暗闇から赤色が浮かび上がるガラスが時々あります。練り上げガラスに多いようです。
すんごいモノを所蔵されているのですネ!
ガラスと言えば、吹きガラスをイメージしますが、このお皿はいったい、どんな工程を辿ったのでしょう…。
作り手の思いとは…。
イマジネーションが膨らみますっ(^^)/
このガラスがどれほどの物かはわかりませんが、ソ連の物だと言われれば、なるほどと思える部分も多いです。何よりも頑丈ですね(^.^)
皿自体はそれほど珍しいものではなく、竿の先にガラス種を取り、炉の中で回しながら円形にしていく技法だと思います。最後にガラスを切り取った跡が必ず残ります。皿の底が削り跡になります。