外国、それも遠い大陸のガラス皿が続いたので、ここらで和風ガラスにチェンジします。
薄緑に乳白暈しの大皿です。
径 30.0㎝、高 3.3㎝。重 812g。戦前。
表面に擦り傷が多くあり、かなり使い込まれた皿です。
歪みはありません。
ぼやっとした優しさは、和を感じさせます。
中央の格子模様は・・・
裏底面のカットによります。
光の当たり具合によって・・・
皿の貌が・・・
変わります。
袱紗を出してみました。
60.0x62.5㎝。
袱紗の上に置いてみました。
和のテイストは柔軟性がありますね(^.^)
日本のガラスは繊細で、美しい日本語の文章を思い浮かべました。
素人は工芸的な意味より、直感で文学にしてしまいました。見方はそれぞれの楽しみかたでいいですよね。
こうやって見渡してみると、私の集めたガラスは青系統が多いことに気が付きます。青はあまり春にぴったりはしないのですが、今回の皿は乳白色のぼんやりした感じが春霞を思わせます。
一句よりも一首が合いそうですね(^.^)
ちょっと不思議に思いましたのは、下から2枚目の写真です。
袱紗の文様の外側の二重圏線が一重圏線になってるんですよね。それに、ガラスの中央の格子模様が写っていないんですよね、、、。
写真の件は、全く気が付きませんでした。
格子模様は見えているのですが、バックが黒なので目立ちません。
外側の圏線は本当に消えているように見えます、が、ほんのかすかに見えています。乳白暈しは、丁度入浴剤入りの風呂水のように、白っぽいものは溶け込んだようになってしまうのですね(^.^)