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時悠人chosan流処世術

★田母神論文の裏窓~その2~

2008-11-11 09:03:11 | 日記・エッセイ・コラム

 日本政府の公式見解に反する「侵略戦争を肯定する」という主張だけではなく、自衛隊組織の底流にある価値観を問う騒ぎにまでなっているなかで、12月8日に授賞式が挙行される。しかも、受賞作品13作は記念出版予定だ(アパグループのHPより)。

 アパグループの会長は、小松市出身で、「小松基地友の会」の会長を務める。二人の交友が田母神氏の小松基地司令官時代に始ったことは周知の事実。また、彼が事情聴取の中で名前をあげた元総理二人のうち、一人は地元の大物だ。

 さて、会長は 「小松基地友の会」のHPで、「国防意識の高揚と憲法9条の改正」を掲げている。「言語道断」コーナーに掲載されている「中国教科書の出鱈目さ」と題する事務局長の小論は、今回の田母神論文と類似している。

 長文なので、さわり部分を原文引用する。~中国は清時代の後半は非常に弱体化し、1839年のアヘン戦争によって香港をイギリスに取られ、その後、フランスやドイツそしてロシアなどから侵略を受けそうになっていた。その様な中で我が国は強い危機感を感じて「明治維新」を成し遂げたのは周知の通りである。 明治維新を成し遂げた後も、「我が国の独立を守り抜くためには朝鮮半島の安定を図らなくてはならない」という事情の中で、当時非常に弱体化していた朝鮮半島を守る為に戦ったのが1894年の日清戦争であり、1904年の日露戦争であった。(中略)処が中国の教科書では、他の欧米列強のことは殆ど悪く取り上げることはなく、その一方では我が国のことを徹底的に悪く、まるで我が国の事を罵るように書いているのである。(後略)~

 私は、小松で社会人の一歩を踏み出し、毎週、基地内の公衆電話の集金に足を運んだ。小松市内にアパホテル1号がオープンした時、現会長(当時社長)の実兄が同じ職場だったこともあり、会員登録し、家族揃ってホテルで正月を過ごすなど思い出深い土地柄だ。

 因縁浅からぬ地で、どす黒く渦巻くマグマが噴出し防衛上の大問題に発展しようとしている。政商と呼ばれた小佐野賢治と児玉誉士夫の名前が思い浮かぶ。やりきれない気持ちで、今日の委員会模様を注目していたが中継されない。なぜ??