去年に引き続き、早々に今年のレース予定を終えてしまった。去年は7レース、今年はそれを下回る6レース。この2年間、満足なシーズンを送れない。無理が利かない身体になったのは確かだが、何事に対してもひたむきさが失せたことが最大の原因のように思える。この仮説にたって、過去のデータを整理してみた。
1998年3月22日、「なかじま万葉の里マラソン」で10㎞を走ったのが最初のレースだった。ジョギングを始めて半年余りで、自信が無かったが、鬼コーチ(?)に無理やりエントリーさせられた。タイムは、60分00秒ジャスト。ゴール後、体育館でぶっ倒れているのを友人の奥さんが探し当ててくれたのを忘れようがない。心底、走るのを辛いと感じたが、なぜかトレーニングは止めなかった。
2レース目の5月に53分46秒を出し、3レース目の8月には50分48秒まで記録が伸びた。少しずつレースに対する楽しさが増した。2年目には48~49分台で安定し、4月に初ハーフで1時間58分15秒を記録した時、思いはフルマラソンへと膨らんでいった。
わずか2年前までは、マラソンは遠い世界で特別な人たちのスポーツだと信じていた自分がその舞台に挑戦すると思うだけで心が躍った。2000年に大阪へ転じたのを契機に、マラソン大会出場と趣味の旅行を兼ねた楽しみ方が生活の基盤になった。
わずか10年間の走歴だが、出場したレースが多い年はそれなりの成績をあげている。レースがモチベーション維持に如何に役立っているかを痛感する。5歳単位で老化が進むと変に感心しているが、好調時のイメージを大切にし、来季に向けて備えたい。