ハンガリーの首都ブダペストは、人口180万人の大都市。
ドナウ川をはさみ、ブダ地区とペスト地区に分かれるこの町は、「ドナウの真珠」「ドナウの薔薇」と呼ばれる美しい町だ。左は、国会議事堂を中心にしたペスト地区の景色、右がブダ地区にある王宮だ。
両地区を結ぶ代表的な橋が全長375mのくさり橋で、橋のたもとにライオン像がにらみをきかせている。 ”美しき青きドナウ”は濁っていたが、その雄大な景観は、見る人を飽きさせない。
ホテルがブダ地区の丘の上だったので、漁夫の砦やマーシャーシュ教会、王宮などは徒歩圏内。終日、観光客で賑わっていた。
夜間、ライトアップされた漁夫の砦には、夜景を楽しむ人々の姿が絶えなかった。
一方、ペスト地区には、ブランド店や英雄広場、聖イシュトヴァン大聖堂、オペラ座、美術館等の見所が集中している。 
足が自然に向かった先は、くさり橋のたもとにあるホテル。それは、本能的な衝動だった。7年前、普通食に慣らすために4日間泊まった際、部屋から花火大会を見たくても、窓辺まで歩けなかった記憶が蘇った。
