プラチナ世代のマラソン旅行

時悠人chosan流処世術

★外国人からみた日本の不思議①

2009-07-15 09:38:24 | 日記・エッセイ・コラム

 某評論家が「日本の常識は、世界の非常識」と評したが、今回の旅行中、見聞した日本の独善性を紹介したい。

 まずは、「新型インフルエンザ」に対する取組み姿勢。旅行期間中、マスクをしている人を見かけなかった。日本からマスクを持参した人は皆、「恥ずかしいから」と、スーツケースにしまい込んだ。機内で問診票に記入しただけで、入国時にはスルーパスだった。帰国時、関空の税関員が全員マスクをしている光景が異様だった。

 その税関での入国審査だが、外国人からすると、日本の税関くらい厳しく長い時間かかる国はないという。中には、「日本に来るなら日本語で話せ」と怒る係官もいるとか。旧共産圏の国では、時間がかかりはしたが、それは要領が悪いのが原因で、厳格を期す(いじわる?)日本とは質が違うようだ。外国の友人を空港に迎えに行き、余りに長時間待たされたので、飛行機の時間を間違えたのかと不安になったという話まで聞いた。

 観光庁は、「ようこそジャパン」キャンペーンを展開中だが、大切な視点が欠落している。外国人からみると「不思議だ」と思うエピソードをシリーズで綴りたい。