プラチナ世代のマラソン旅行

時悠人chosan流処世術

★海外添乗員&長さんの目③トイレのエコ

2009-07-21 09:25:00 | 日記・エッセイ・コラム

 オーストリアのホテルに泊まった時のこと。共用トイレに入ったら、まず洗面台の上の小さな蛍光灯が点灯した。小便器の前に進むと頭上のライトが点いた。用をたしている間に、洗面台の方のライトが消えた。好奇心から、個室の便座に座ってみたら、室内のライトがつき、やがて小用のライトが消えた。

 これは、人体を感知するセンサー・ライト・システムで、国内で経験した人もいるはず。3段階方式は初めてだったので、感心して、しばらく便座に座っていたら、突然、ライトが消えた。

 真っ暗やみの密室状態に冷静さを失い、スイッチを探そうとしたが、暗くて見えない。手探りでドアの取っ手に触った瞬間、ライトが再点灯した。ホッとして室内を見回したが、当然、スイッチらしきものは無く、頭上のセンサーが冷たく笑った。

 日本の場合、ゾーン単位で点滅するが、使用している人の頭上に限定するシステムでは無いと思う。「エコ」も、ここまで徹底されると、恐怖さえ感じて身震いした。いやはや、しまらない話。