郵便会社の「EMS」(国際スピード郵便)は、速くて便利だが、最近、チェックが厳しさを増してきたと感じる。パースに住む娘に食品を送るため、郵便会社の支店窓口で手続きをし、帰宅した1時間後。
「箱にcoffeeの文字があったので、詰め直してほしい」と、担当者が自宅にやって来た。通販で、コーヒーを取り寄せた時の箱で、豆は完全密封されていて、直接箱に触れる筈もない。 肉・魚はもとより、野菜やお茶を入れた箱が使用禁止なのは、オーストラリア検疫局の公式HPで確認しているが、コーヒーの記述はない。
担当者は、「以前は、ガムテープで隠せばOKでしたが、今は厳しくて、、」と説明した。同じ入れ物なのに、見た目でNGとされたのでは、検疫とは異質だ。オーストラリアよりも、日本国内での規制の方が厳しいのではないかと疑心暗鬼になった。
加えて、電話で済むところを、誠意で出向いたのだとしたら、何故、荷物を持参しなかったのだろう。窓口へ行き、荷を引き取り、詰め直して再度、出向く手間が馬鹿らしかった。ベストなサービスとは、コストをかけずに正確・迅速な処理をすることだ。