郵便局に出向いて、不合格荷物を受取り、近所の営業所(旧特定郵便局)に立ち寄った。事情を説明して、ゆうパックの箱を買い、その場で荷を詰め替えた。中身を確認させたいとの意地もあったが、帰宅して、もう一度足を運ぶことの方がもっと面倒臭かった。
顔見知りの担当者が、「同じ所に何度も送ることがあるんですか?」と、訊いた。「年に数回程度だけど」と答えると、「ラベル印刷のサービス」を利用しないかという。差出人と受取人の住所・氏名を送り状に印字して届けるので、送る時には、品名欄だけ記入すれば良いという。
今まで、中央郵便局を何度も使ったが、そのようなサービスは初耳だった。業務量が多いところでは、はやく捌くことに熱心で、お客への配慮が希薄になりがちだ。イレギュラー処理に慣れているとの思い込みを反省した。
大都市と地方では、社会構造と環境条件が全く異なるにも関わらず、「官より民」を金科玉条のように叫ぶ為政者の愚かさを垣間見た思いだった。