プラチナ世代のマラソン旅行

時悠人chosan流処世術

★人命の軽重

2021-01-25 08:27:21 | 日記・エッセイ・コラム
 今日、腎臓のCTスキャンの結果で、私の治療方針が決まるので、朝から何となく落ち着かない。

 手術にせよ、投薬にせよ、医師の判断に従うつもりだが、新型コロナに感染したら、高度治療を若者に譲る「意思カード」は、医療資源が逼迫している医療現場の悲哀を物語り、気持ちを重くする。

 美談にも思えるし、心理的圧力になるとの見方もある。本人の意思表示があれば、命の選択が出来るというのも、軽々に賛成できない。

 一方で、自宅療養中に容態が急変し、病院へ搬送したが間に合わなかったケースや、ストレスをため込み、自ら命を絶った事例も出ている。

 これらの悲劇を回避する対策は、必要十分な治療を受けられる医療環境を整え、ワクチン接種を急ぐ以外になく、政府の喫緊の課題でもある。

 そして、若者には、社会の構成員としての責任を、今一度、問い直して貰いたい。