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時悠人chosan流処世術

★東欧見聞記(後編):ロシア観

2022-03-07 08:48:18 | 日記・エッセイ・コラム
 2004年、8日間のロシア旅行の最初の訪問地は、サンクトペテルブルグだった。

 人口約540万人のサンクトペテルブルグは、「北のベネチア」と称される美しい運河と壮麗な建造物がロシア帝国往時の繁栄を感じさせた。

 エルミタージュ美術館や、エカテリーナ宮殿、ピョートル大帝の夏の宮殿、聖イサク寺院、ペテロパブロフスク要塞等々、実に見所が多く、3日間で回り切れなかった。

 当時は、1999年にプーチン政権が誕生して5年経ち、低迷していた経済が、徐々に安定し始めていたが、国民の間には、旧ソビエトへのノスタルジーが依然として強いと感じた。

 今回のウクライナ侵攻も、「ウクライナがNATOに加盟したら、ロシアは平和でいられない」と信じる国民がいても、不思議ではない国だと、複雑な思いで見ている。

 次回更新は、3月8日の予定。