人間には、死を身近に感じた者にしか理解できない感覚が存在すると思っている。
病気であれば、心の準備が出来るが、戦争の場合、いつどこで被弾するかも知れない底知れぬ恐怖に耐えねばならない。
毎日、ウクライナの人達が、爆撃で逃げ惑う映像を見せけられると、20年前に、脳炎で倒れ、ブタペストで入院生活を送っていた当時に引き戻される。
ウクライナで鳴り響く空襲警報が、意識が薄れて行く中で聞いた救急車のサイレンの音に聞こえるのだ。この二日間、頭痛とめまいで、時々、気を失いそうな症状に襲われた。
「死=意識の消滅」なので、痛みの意識がある間は、大丈夫なのだと言い聞かせている。
病気であれば、心の準備が出来るが、戦争の場合、いつどこで被弾するかも知れない底知れぬ恐怖に耐えねばならない。
毎日、ウクライナの人達が、爆撃で逃げ惑う映像を見せけられると、20年前に、脳炎で倒れ、ブタペストで入院生活を送っていた当時に引き戻される。
ウクライナで鳴り響く空襲警報が、意識が薄れて行く中で聞いた救急車のサイレンの音に聞こえるのだ。この二日間、頭痛とめまいで、時々、気を失いそうな症状に襲われた。
「死=意識の消滅」なので、痛みの意識がある間は、大丈夫なのだと言い聞かせている。