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時悠人chosan流処世術

★国連改革の好機

2022-03-31 08:50:18 | 日記・エッセイ・コラム
 ウクライナ問題で、国連が調整能力の限界を見せている今、日本が果たすべき役割は、国連改革でリーダーシップを握ることだ。

 現在の国連の安全保障理事会は、15か国で構成されているが、そのうち5か国を常任理事国として、恒久的地位と拒否権を与えている。

 これを変えるためには、国連憲章を改正する必要があるが、現行ルールでは不可能に近い。5か国に絶対的な優位性を与えた理由は、先の大戦の「戦勝国」が主要メンバーを占めているように、新たな世界規模の戦争を回避するためだ。

 しかし、ロシアが、その期待と信頼を破った以上、常任理事国の座に座る資格を失ったことは明白だ。

 歴史的経緯を踏まえれば、日本やドイツが、代わって常任理事国に仲間入りできるほど、甘くはないが、国連の意思決定方法を改革する好機だと思う。