プラチナ世代のマラソン旅行

時悠人chosan流処世術

★第16回扇状地マラソンin入善

2008-11-17 10:00:01 | 日記・エッセイ・コラム

015  「第16回扇状地マラソンin入善」大会は、11月16日に開催された。私達夫婦にとり、今年最後のレースだった。010 前日に受付を済ませた時には、曇りだったが、レース当日は、雨が降ったり止んだりの気象条件に。市街地から大会会場まで続く「水の小径」は「名水の町」のイメージを演出していた。

 沿道の歓迎旗が、紅葉の景観にとけ込み大会気分を盛り上げた。コースは、扇状地の名称が示すように、平坦で走りやすい。あいにくの雨模様で、沿道の声援は少なかったが、お年寄りの熱心な声援に励まされた。018_2

 レース結果は、私が2時間16分44秒、妻が2時間17分29秒で目標ゾーンに収まりほっとした。5㎞毎のラップタイムは、S~5㎞が32:38、5~10㎞が31:50、10~15㎞が33:26、15~20㎞32:41で、19キロ地点までは二人仲良く並走。最後の2㎞で妻が遅れたが、ほぼイーブン・ペースで完走出来た。とりわけ、最近、レース後に感じる嘔吐感が全くなかったことは収穫だった。

 ゴール後、振舞われた地元産米のおにぎりと具沢山の歓迎鍋の味は、最高の御馳走で、冷え切った体を芯から温めてくれた。炊き出し担当のおばさん達の優しいねぎらいの言葉と共に、有難かった。


★ことし最後のレースに向けて

2008-11-14 09:05:47 | 日記・エッセイ・コラム

004 11月に入り、気温が低くなり、日の出時間も遅くなって来たので、早朝ジョグから昼間にシフトした。最近、1日置きに60~70分程度のジョグばかりだったが、 好天に誘われて、昨日、犀川河川敷で90分走に挑戦した。007_2

昨年の東京マラソン以降、疲れが溜まると左腰が痛むので、サポート・ベルトを装着し、7分~7分20秒/㎞ペースで流した。 秋の陽光を受け、キラキラと輝く犀川の水面には、サギやカモが羽を休め、餌をついばむのどかな光景が広がっていた。012 002

 16日の「扇状地マラソンin入善」(ハーフの部)に向けて、距離の不安は残るが、制限時間がない大会なので、老夫婦揃って折り返し地点までは二人旅を楽しむ約束をした。

 スタート時間は、午前10時30分と遅めなので日帰り可能なのだが、前日現地入りして、富山の美味い魚を食べて英気を養うことにした。これが今年最後のレースになるのは寂しいが、来年に向けての展望が開けるようにしたい。そのためにも、目標タイムは「2時間20分以内」(欲を言えば15分)をクリアしたい。


★給付金狂騒劇「私が・・だったら」

2008-11-12 09:06:16 | 日記・エッセイ・コラム

 小ブログ10/31で「定額給付金は、ナンセンスの極み」と書いたが、その後の迷走振りがこれを如実に物語っている。名称変更案まで浮上し、もはや茶番を通り越した末期的症状で、「国がボーナスを出す」と、世界中の物笑いになるだろう

 麻生総理は、「本人の自覚・意識」の問題とし、高額所得者が辞退することに期待するとか。緊急経済対策が変質して、「低所得者で困っている人に支給する」とは、正に社会保障のジャンルだ。総理のお好きなコミック本の最新号を”時悠人”流儀でお届けしたい。

コミック1:「私が子供だったら

 「お父さん、給付金貰わないでね」とお願いする。そして、学校では、「君んち貰ったの。うちは返したよ」。「ところで、先生は貰ったの。フーン!先生、貧乏なんだね」って言うだろう。

コミック2:「私が独身サラリーマンだったら

 「12,000円なんて一回の飲み代にもならないから返すさ」と、大見栄を張る。そして、コンビニに寄って、思いっきり高いカップラーメンを1個だけ買って帰り、おんぼろアパートで缶ビールを開け一人寂しく盛り上がるだろう。トホホ、、。

コミック3:「私が厚生労働大臣だったら

 「新型インフルエンザが猛威をふるう予感がします。国民全員に予防接種を無料で受けて頂きましょう」と言うだろう。

コミック4:「私が国土交通大臣だったら

 「もう道路財源のための暫定税率を撤廃します。寒い冬には、安い灯油をふんだんに使って暖かい生活を送りましょう」と言うだろう。

コミック5:「私が総理大臣だったら

 「消えた年金は、どうやってみても解決できそうにありません。第三者委員会で審議中の皆さんの年金を100%認める原資に充当させて下さい。政府や社保庁の関係者を処分しますので、国民の皆様、曲げて理解して下さい」と言うだろう。

<番外編:「私が高額所得者だったら」>

 「頂けるものはいただきます」。そして、高給取り仲間に、「福祉施設や高齢者・母子家庭など本当に困っている弱者救済策を考えよう」と、呼びかけるだろう。所詮、持たざる者のはかない夢物語か、、、。

 金持ちであっても、「要らない」と「返す」は重い判断だ。”意識”という心の世界に土足で踏み込む政治家には、自分の甲斐性の範囲内で精一杯生きている庶民の気持は分かるはずもない。


★田母神論文の裏窓~その2~

2008-11-11 09:03:11 | 日記・エッセイ・コラム

 日本政府の公式見解に反する「侵略戦争を肯定する」という主張だけではなく、自衛隊組織の底流にある価値観を問う騒ぎにまでなっているなかで、12月8日に授賞式が挙行される。しかも、受賞作品13作は記念出版予定だ(アパグループのHPより)。

 アパグループの会長は、小松市出身で、「小松基地友の会」の会長を務める。二人の交友が田母神氏の小松基地司令官時代に始ったことは周知の事実。また、彼が事情聴取の中で名前をあげた元総理二人のうち、一人は地元の大物だ。

 さて、会長は 「小松基地友の会」のHPで、「国防意識の高揚と憲法9条の改正」を掲げている。「言語道断」コーナーに掲載されている「中国教科書の出鱈目さ」と題する事務局長の小論は、今回の田母神論文と類似している。

 長文なので、さわり部分を原文引用する。~中国は清時代の後半は非常に弱体化し、1839年のアヘン戦争によって香港をイギリスに取られ、その後、フランスやドイツそしてロシアなどから侵略を受けそうになっていた。その様な中で我が国は強い危機感を感じて「明治維新」を成し遂げたのは周知の通りである。 明治維新を成し遂げた後も、「我が国の独立を守り抜くためには朝鮮半島の安定を図らなくてはならない」という事情の中で、当時非常に弱体化していた朝鮮半島を守る為に戦ったのが1894年の日清戦争であり、1904年の日露戦争であった。(中略)処が中国の教科書では、他の欧米列強のことは殆ど悪く取り上げることはなく、その一方では我が国のことを徹底的に悪く、まるで我が国の事を罵るように書いているのである。(後略)~

 私は、小松で社会人の一歩を踏み出し、毎週、基地内の公衆電話の集金に足を運んだ。小松市内にアパホテル1号がオープンした時、現会長(当時社長)の実兄が同じ職場だったこともあり、会員登録し、家族揃ってホテルで正月を過ごすなど思い出深い土地柄だ。

 因縁浅からぬ地で、どす黒く渦巻くマグマが噴出し防衛上の大問題に発展しようとしている。政商と呼ばれた小佐野賢治と児玉誉士夫の名前が思い浮かぶ。やりきれない気持ちで、今日の委員会模様を注目していたが中継されない。なぜ??


★田母神論文の裏窓~その1~

2008-11-10 10:44:46 | 日記・エッセイ・コラム

 アパグループが募集した「真の近現代史観」懸賞論文で、最優秀藤誠志賞を獲得した航空自衛隊の田母神幕僚長の歴史認識が波紋を巻き起こした。明日、参議院に参考人招致される予定だが、論文を読んでみて考えさせられた。

 要約すると、まずアメリカ軍が日本国内に駐留しているのを侵略とは言わない根拠を日米同盟に求め、中国や朝鮮における日本軍も同様の条約に基づいたもので合法的だとする。そして、当時の列強といわれる国々の植民地統治と日本との違いを、その国に対する思い入れの違いと捉えている。

 いわく、日本は、人種差別が当然とされている当時に、「大和・朝鮮・漢・満州・蒙古」の5民族協和を唱え、仲良く暮らすことを夢に描いており、画期的なことだとの論陣だ。その実証として、日本が統治した間の人口増加(満州:3000万人⇒5000万人、朝鮮半島:1300万人⇒2500万人)は、教育に力を入れ、産業を振興し、生活インフラを充実するなどの穏健な統治を進めた賜物との主張だ。

 日本が大東亜戦争をしなければ、現在のような人種平等の世界の実現は100年、200年遅れたに違いないとまで言及している。多くのアジア諸国があの戦争を肯定的に評価していることを認識しておく必要があり、我が国が侵略国家だったなどというのはまさに濡れ衣であると、結んでいる。

 「零点」をつけた審査員もいる中で、何故、最優秀賞を獲得したかを次回は裏窓から覗きたい。