プラチナ世代のマラソン旅行

時悠人chosan流処世術

★社会がある

2020-07-11 08:35:43 | 日記・エッセイ・コラム
 普段、何気なく見過ごしている社会活動だが、それを維持することが、実は、とてつもなく大変なことだと気付かされることがある。

 新型コロナウイルス災禍は、一生に一度、経験するかどうかの稀有な出来事だが、梅雨前線や台風による風水害や地震・噴火等の自然災害は、過去から現在にいたるまで、毎年、経験する。

 日本列島は、自然に恵まれている反面、災害の危険と同居する運命共同体みたいなもので、個人の力では、到底、立ち向かうことが出来ない。

 今朝のNHKニュースで、夏の甲子園出場の夢を絶たれた球児が、災害復旧のボランティア活動で汗を流す姿に接し、沈んでいた気分が救われる思いだった。

 若者の屈託のない笑顔と汗が、眩しかった。喜寿を数え、社会の一構成員として、出来ること、果たすべき役割を改めて思案している。

★「諸悪の根源」発言に同情!

2020-07-10 16:23:50 | 日記・エッセイ・コラム
 兵庫県知事が、東京都の新型コロナ感染対策が不十分として、「諸悪の根源」と発言したあと、取り消したが、心の内の無念さを察している。

 発言の重みは、社会に与えるインパクトで測られるので、知事の言葉は重いが、東京都の取り組み姿勢に対して、私も同じ思いを持っている。

 政府や東京都知事が、緊急事態宣言を解除した時点で、再度、緊急事態宣言を出す考えを捨て去っており、あとは、言い繕うばかりで、何の説得力もない。

 4月9日224人、10日243人を二日連続で、1日当たりの感染者数の記録を更新中とあれば、「諸悪の根源」とも言いたくなる。

★熱中症対策>コロナ対策

2020-07-08 07:48:27 | 日記・エッセイ・コラム
 九州南部の豪雨災害で、避難所とコロナ対策に熱中症も加わり、三重苦の状況だが、これから台風シーズンなので、予断を許さない。

 コロナ対策の「密」は、分散避難などで、避難所のスペース不足を補えるが、熱中症は、個人管理を怠ると致命傷を負う。

 熱中症により救急搬送された人数は、その年の気象条件で変動するが、2019年5~9月で約71,000人、前の年で約95,000人で、コロナの感染者数の数倍に上る。

 タニタの調査で、「夏もマスクの着用を続ける」と回答した人が75%に上ったと知り、愕然とした。

 コロナ対策として、「マスク着用を義務」だと思っているとしたら、大変な誤解で、熱中症のリスクの方が高いことを肝に銘じたい。


★「新型コロナ」の威力(後編):数字の重み

2020-07-07 08:11:36 | 日記・エッセイ・コラム
 日豪の感染者数の推移を振り返ると、3月末時点で、日本約1,400人に対し、オーストラリア約4,000人で、日本の約3倍だった。

 それが、1か月後には、日本約12,000人で、オーストラリア約6,300人と逆転し、その後も差が開く一方で、今や、東京都だけで、オーストラリア全体の数字に近づいてきた。

 感染者の増加は、「積極的に検査した結果」だとか、内訳が「重症化しない若い世代」と釈明する小池都知事の無責任さに呆れる。

 症状の軽い者や無症状陽性者が活動すれば、高齢者や子供たちに感染するだけでなく、感染経路不明者が増大し、パンデミックを惹起しかねない。

 他県の知事が、県民に対し、東京の繁華街への外出自粛を求める発言は、都知事に対する「アラーム」で、このままでは、レッド・カードになる。

★「新型コロナ」の威力(前編):日豪比較

2020-07-06 07:45:24 | 日記・エッセイ・コラム
 東京都知事選は、「善良な市民代表」の弁護士では、強力な対抗馬になり得なかった。"(-""-)"

 さて、私は、日本政府や東京都の新型コロナ対策に対して、この4か月間、警鐘を鳴らし続けてきた。

 陸続きの国では無意味なので、同じ島国のオーストラリアと比較してきたが、下表の数値が日豪の対策の違いを如実に反映している。

 【新型コロナ感染者数の比較】
    3月下旬    4月下旬    7月初旬
 日本  約1,400人  約12,400人   約19,200人 
 豪州  約4,000人  約 6,300人    約 8,000人
 <東京都 約450人 約 4,300人   約 6,400人>

 さて、小池都知事は、3月30日の記者会見で、夜の街で働く若者たちがクラスターの原因になるとして、「バー、ナイトクラブ、酒場など接客を伴う飲食業の場への出入りを控えるよう」と、都民に訴えた。

 その後、緊急事態宣言や東京アラート等の解説に熱心で、政治家としての務めを怠り、3ヶ月経っても、同じセリフを繰り返していることに憤りを感じる。☹