プラチナ世代のマラソン旅行

時悠人chosan流処世術

★誹謗・中傷の罪(後編)

2021-01-24 08:36:55 | 日記・エッセイ・コラム
 HPで海外旅行記を書いていた頃、アルベロベッロのトゥルッリに関する記事で、苦い経験をした。

 内容は、解体し易いような住居構造になっているトゥルッリが、京都の町屋と同様、課税対策としての知恵でもあるとの記述に対して、京都大学の助教授から、記事の根拠や資料を示すよう求められた。

 私は、現地ガイドの説明を聞いて、京都町屋のウナギの寝床が課税対策と共通する印象を綴ったもので、研究テーマの存在さえ知らなかったが、経緯を説明し、謝罪した。それ以降、ドメイン名を変更し、政治ネタ中心に傾倒して行った。

 facebookやツイッター、LINE等が誕生する前のことだが、今では誰でも簡単に意見を発信できるので、悪い方へ拡散すると、悲劇を呼ぶ。

 今後、ますます情報リテラシーを正しく理解する教育が、より重要性を増すと思う。

★誹謗・中傷の罪(前編)

2021-01-23 08:28:24 | 日記・エッセイ・コラム
 誹謗・中傷のたぐいは、昔からあったが、SNS全盛の現代社会では、度を越した陰湿なものが目立ち、暗澹たる思いをする。

 背景は、インターネットの匿名特性で、誰でも容易に自分の思うことを発信できる時代になった。だからこそ、安易に人を貶める行為を厳に慎むべきだ。

 私自身、2005年に起きた耐震強度偽装事件についての批判ブログを書いた時、東京の某設計事務所の社長から抗議のメールを受け、何度かやり取りするうちに、誤解がとけ親しくなった経験がある。

 さて、先日、新型コロナに関連して、TVに出演した医師宅にカッター刃を送り付けたり、駐車場に張り紙をした嫌がらせが発生した。正確には、刑事事件だ。

 自粛警察、帰省自粛警察、マスク警察等が次々に誕生したが、行き過ぎると人権を傷つける。「新型コロナのゼロ化」に関連する活動が、全て正義ではない。

★えせ「虚構新聞」(後編)

2021-01-22 07:48:09 | 日記・エッセイ・コラム
 政府は、新型コロナウイルス対策として約6,000万人分のワクチンを確保したのは良かったが、投与の準備作業が複雑、かつ、膨大で、頭を悩ましている。

 そこで、菅総理大臣は、河野太郎大臣をワクチン担当大臣に任命した。就任早々、「ハンコ不要論」をぶち上げ、剛腕振りを発揮した実績を評価したものだ。

 仕事量で河野大臣より少ない小泉環境大臣は、子育てに忙しいのか、起用されなかった。

 さて、河野大臣は、ワクチンの接種順位を見直す考えのようで、第1順位医療従事者の次は、20代以上とし、高齢者を最後に回すらしい。

 その背景には、若年層の感染者数が多いほか、活動範囲が広範で、市中感染拡大の要因となっていることが挙げられる。また、高齢者は、一緒に暮らす子供や孫から感染する実態もある。

 虚構新聞流で書いてみたが、皮肉っぽくなり、真似できないが、本音でもある。"(-""-)"

★えせ「虚構新聞」(前編)

2021-01-21 08:24:06 | 日記・エッセイ・コラム
 先日、NHKのテレビ番組で、「虚構新聞」の存在を知った。「実際にありそうで、ない」ネタを掲載しているので、評価は賛否分かれるが、よく読めば「嘘」と分かるので、ユニークで面白い。

 「虚構新聞」の発行は、個人サイトにエイプリルフール記事を掲載したことから始まったそうだが、2008年からは、正式ドメイン名として運営している。

 昨年秋、東京の小学校で、長さ2メートルのバトンを使用した運動会が開かれたニュースに呆気にとられたが、それが虚構新聞のアイディアだと知らず、知恵があるなぁ!と、笑って見ていた。

 ご本人は、「笑ってもらう思いで、ウソの記事を作成」しているとコメントしているが、SNSが独り歩きするご時世なので、フェイク・ニュースと混同される危険性も否定できず、慎重さが求められる。

★トリアージ防衛(後編)

2021-01-20 09:16:39 | 日記・エッセイ・コラム
 「be fast」は、脳梗塞の予兆診断だけでなく、常日頃からの健康チェックとして心がけたい。

「 B」:balanceが崩れ、ふらつきや斜行する。
「E」:eyeがかすんだり、複視や片方が見え難い。
「F」:faceがゆがんだり、ひきつる。
「A」:armに力が入らず、両腕を前にあげると
    片方だけ下がる。
「S」:speechがし辛く、ろれつが回らない。
「T 」:timeとの勝負で、躊躇せずに救急車を呼ぶ。

 「be fast」のどれか一つでも、該当すれば、体に異変を生じたシグナルと考えて、専門医を訪ねたい。

 たとえ、新型コロナが沈静化しても、脳梗塞が無くなることはないので、「善は急げ」(be fast)を忘れないでおきたい。