・チェルノブイリ原子力発電所事故と日本の対応
日本が暫定限度を超える放射能が検出されたとして積戻しを指示した
輸入食品一覧
旧ソビエト連邦チェルノブイリ原子力発電所事故に係る輸入食品中の放射能
濃度の暫定限度は、ICRP(国際放射線防護委員会)勧告、放射性降下物の
核種分析結果等から、輸入食品中のセシウム134及びセシウム137の放射能
濃度を加えた値で1kg当たり370Bqとしている。
S.62.1.9 ヘーゼルナッツ トルコ 520/980Bq/kg
S.62.2.6 月桂樹葉 トルコ 490/720Bq/kg
セージ葉 トルコ 1,000/2,000Bq/kg
牛胃フィンランド 440Bq/kg
S.62.2.13 トナカイ スウェーデン 389Bq/kg
S62.3.27 タイム フランス 1,715Bq/kg
セージ葉 トルコ 1,198Bq/kg
S.62.5.8 月桂樹葉 トルコ 496/551Bq/kg
セージ葉 ギリシャ 1,758Bq/kg
ヒースの花 フランス 1,425Bq/kg
S62.5.28 アーモンド イタリア 408Bq/kg
ハーブ茶(カモミール) 8,780Bq/kg
S.62.6.12 ハーブ茶(ローズヒップ、リンデン) ユーゴスラビア 673/955Bq/kg
セージ葉 ユーゴスラビア 497Bq/kg
黒すぐりピューレ フランス 425Bq/kg
セージ葉 アルバニア 1,895Bq/kg
S62.7.24 ヘーゼルナッツ調整品 イタリア 390Bq/kg
ヘーゼルナッツペースト トルコ 379Bq/kg
S.62.8.20 ドライハーブ フランス 1,072Bq/kg
S.62.9.11 月桂樹葉 トルコ 1,042Bq/kg
S.62.10.21 ビーフ・エキストラクト ブラジル・アイルランド・フランス 622Bq/kg
S62.10.28 アイスクリームペースト イタリア 417Bq/kg
ドライハーブ ユーゴスラビア 536Bq/kg
S62.12.22 ヘーゼルナッツペースト トルコ 411Bq/kg
セージ葉 アルバニア 417Bq/kg
S63.1.20 きのこ(カノシタ) フランス 636Bq/kg
S63.2.15 ドライハーブ(西洋オトギリソウ) 385Bq/kg
ハーブ茶(ローズヒップ) ルーマニア 467Bq/kg
きのこ(くろらっぱたけ) フランス 755Bq/kg
ドライハーブ(スイカズラ) フランス 776Bq/kg
S63.6.14 セージ葉 フランス 411Bq/kg
S63.7.4 ビーフ・エキストラクト アイルランド 379Bq/kg
S63.9.5 セージ葉 ギリシャ 397Bq/kg
S63.9.25 きのこ(あんずたけ) フランス 707Bq/kg
きのこ(あんずたけ) フランス 446Bq/kg
S63.10.5 ハーブ(エストラゴン) フランス 432Bq/kg
きのこ(かのした) フランス 562Bq/kg
きのこ(かのした) フランス 458Bq/kg
S63.12.2 ハーブ茶(ダンデリオン) スイス 579Bq/kg
S63.12.28 月桂樹葉 スペイン 1,325Bq/kg
H1.1.23 乾燥ぜんまい ソビエト 655Bq/kg
H1.4.10 乾燥ぜんまい ソビエト 379Bq/kg
H1.10.23 きのこ(あんずたけ)フランス 532Bq/kg
H2.2.28 ハーブ茶(ダンデリオン)スイス 1,167Bq/kg
H2.10.3 ハーブ茶(セイヨウノコギリ草)アルバニア 814Bq/kg
H3.2.14 乾燥きのこ(ヤマドリタケ)ユーゴスラビア 556Bq/kg
H3.3.13 ミックススパイス フランス 1,028Bq/kg
H6.11.8 燻製トナカイ肉 フィンランド 388Bq/kg
H10.1.21 乾燥ポルチーニ(ヤマドリダケ) イタリア 731Bq/kg
H13.11.8 乾燥ポルチーニ(ヤマドリダケ) イタリア 418Bq/kg
現在の日本の暫定基準値
放射性ヨウ素 水、牛乳・乳製品 300Bq/kg(乳児は100Bq/kg)
野菜類(根菜、イモ類は除く) 2,000Bq/kg
放射性セシウム 野菜類や肉など 500Bq/kg
・風評被害報道でストレス?
「規制値を下回ったとはいえ、今は水道水を学校給食に使ってほしくない」と
東京都内の主婦(四〇)は話す。しかし、「被災地はもっと大変。子どものため
だけど自分勝手かもしれない」と肩身の狭い思いをしている。
をためている人がいる。こうした親たちに、小児科医師の山田真さんは
「子どもの将来を考えた行動を気に病むことはない」とアドバイスする。
リラックスした育児を提唱する山田さんも、「実際、こう汚染されていては気楽
になれません」と。
だが、最初に規制値を超えた食品が発表されたのは十九日。この時点で近隣の
作物を買い控えることは風評被害に近いが、その後、規制値を超えた産地が拡大。
買い控えは消費者の自己防衛策にも映った。
傾向もあった。だが、医療被ばくと違い、食品や水で放射性物質を摂取すると
内部被ばくの可能性がある。
京都大学原子炉実験所の小出裕章助教(原子核工学)のように「『直ちに』と
いうのは、急性放射線障害が出ないこと。後にはがんになる危険がある」と
指摘する専門家もいる。
いって、危険ゼロを意味しない」と説明。放射線の影響は胎児、乳児、幼児の順
に高く、年齢を重ねて低くなる。「安心できる水、食品は子どもに優先、大人は
それ以外の食品を取る道を選ぶしかない」と厳しい。
の放射線測定を提案する。基準値を設け、超えた食品は政府が買い取る。測定値
を表示して店頭に並べることで、消費者は食品が安全かどうか判断できるとみる。
向けた競争力増強どころではなくなった。これ以上、真の風評被害を広げない
ため、徹底した情報開示が必要だ。(生活部・山本哲正)
・孫崎 享氏のツイートから
5日読売:仙石氏、風評被害の福島県等の農産物を省庁の食堂等で積極活用を要請。
自民党谷垣総裁は有楽町での福島、茨城両県産の野菜即売会会場でイチゴや野菜を
買い求めた。」根拠ある懸念がまるで悪いことのように。
食堂で食べねばならぬ。我々は勿論、外の高級レストランだ」。7日朝日、「風評
被害の野菜、社員食堂で 経団連、企業に要請」。企業の幹部と社員の間にここ
まで意識の断絶が出る時代になっているのか。