コロ子は英語でニュースやコラムを読むのが好きで、長年Newsweekを
購読していました。ネットにつながってからは、NewsweekがThe New
York Timesにかわり、同じ米国のメディアでもこんなに論調が違うもの
かと感じ入り、すっかりTimesの愛読者になりました。以来社説やコラム
をほぼ毎日、欠かさず読んでいます。
こんな感じで英語の勉強?ををだらだらと続けて来ましたが、独学は
刺激がなく、真剣さにも欠けるので、昨年12月急に思い立ち、起爆剤
として英検1級を受けることにしました。 中学時代3級に合格してから、
1つ1つ級を上げていった英検。残された1級をどうしても取ってみたい
気持ちもありました。
(留学したことなし、ネイティブの知り合いなし、英会話スクール
経験なしなので、自分の英語の力がどの程度なのか、本当に解りません
でした)
12月19日書店で申し込み、約1ヶ月の準備で試験に臨みました。結果は
71点で不合格。
分野別得点は、語い•熟語 21 読解 24 リスニング 18 作文 8 で、
リスニングと作文の出来が著しく悪いです。
次回に備え以下のような対策を立てました。
語い•熟語と読解 今までどおり米紙のコラムを読み、こまめに辞書を
引いて単語の意味を覚える。
リスニング Eagle810でニュース番組を聞く他、PodcastでNPRの
番組をダウンロードし、iPod shuffleに詰めて、買い物の行き帰りに
聞く。大好きなショパンと大川栄策さんは封印しました。
作文 高校生の時使っていた「英語の構文150」(高梨 健吉著)を
復習。さらにジャパンタイムズ社説から1~2パラグラフを取り出し、
まる覚えしました。
その他、以前から聞き続けていた NHKのラジオ講座、基礎英語3
/ラジオ英会話/実践ビジネス英語を継続しました。
4ヶ月の準備を経て、2度目の1次(2013年6月9日)は合格しました。
分野別得点は、 語い•熟語 23 読解 22 リスニング 24 作文 18
です。
作文の出来は良いとは言えませんが、前回より10点増だったので
「何とかなるものだ」と気をよくしました。
ところがです。1次試験をパスできると予想してなかったため、
合格を知った時は喜びより、2次試験への不安でいっぱいになり、
棄権さえ考えました。
そんな時に出会ったのが、ハーシーさんのサイト。こちらで紹介
されていた「1分間英語で自分のことを話してみる」(浦島 久著)
を購入し、2次までの10日間、毎日シャドーイングに励みました。
あとは、海外の学会等でプレゼン慣れしている飼い主(夫)に助言
を仰ぎました。
それでも、2次が怖くて、逃げ出したくなりました。敵前逃亡する
恐れさえ感じ、飼い主に試験会場の日米会話学院まで一緒に行って
もらいました(2013年7月7日)。
試験場に着いたら諦めがつき、どうでも良くなって来ました。
1時間半ほど待たされた後、試験場の教室に入室。日本人のExaminer
と英語が母語のExaminer、Timekeeperを務めるカワイ子ちゃんに
迎えられました。日本人のExaminerは、料理評論家の山本益博氏に
似た紳士で、何となく緊張がほどけました。
スピーチは(多分)1分半くらいしか話していません。質疑応答も
シドロモドロで自分が言ったことも覚えていないのですが、飼い主
の助言に従い「最後は笑いを取る」つもりで必死にやりました。
試験場を出る間際、英語が母語のExaminerに「これからも英語の
勉強を頑張ってね」みたいなことを言われ、これは「試験の結果に
がっかりしないで」と暗に仰っているのだと思い、すっかり諦めて
いました。
ところが、結果は及第点(69点)をいただき、何とか合格でき
ました。決して誇れる成績ではないけれど、合格は合格です。
今だから言えますが、高得点で合格を目指す方はさておき、コロ子
のように「受かればよし」と考えるタイプの受験者は、ラジオ講座や
ネットにころがっている無料の教材で十分だと思います。実際、今回
の試験のために買ったのは「1分間英語で自分のことを話してみる」
(浦島 久著)だけです。
最後に、頼れるサイトを運営されているハーシーさんに感謝すると
ともに、コロ子を励まし続け、有効なアドバイスをくれた飼い主に、
感謝の気持ちで一杯です。
長々とお読みくださった方にも「ありがとう」です。