ここあコテージ

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バベンコ氏の講演から「ベラルーシの研究所に学ぶこと」

2011-10-18 16:27:12 | 原発関連
きょうは、10月15日に行われた、ウラジミール・バベンコさんの講演から書いてみます。ベラルーシの研究所が行ってきた実際を、今の日本に適応できたら、すばらしいと思います。

「ベラルーシでは今も放射線の問題は未解決です。
日本の為に参考になることと思って言います。

ベルラード研究所は設立して約20年になります。
1990年創設。当時ミステレンコ氏が所長でした。
チェルノブイリ事故後、事故処理や避難についてかかわってきた所長です。

研究所は、第一に、ベラルーシの村の放射線のモニタリングをしました。
当初は、食品の測定、きのこやベリー類の測定の機器がなく、ホールボディカウンターもありませんでした。情報もなく、村人の疑問すら答えられません。
線量計が不足していました。また、国の数値の公表は信じられませんでした。

この研究所が設立したのは事故から4年後です。それは設備費、人材が足りない他、官僚主義との戦いがあったからでした。

研究所が次にしたことは、線量計を作り、線量計を使える人を育成することでした

そして、汚染地区に各センターを作り、村人達はそこに食べ物を持って行き、線量を測り、その結果を公表し、人々の疑問に答える働きをしました。
その結果は、研究所に集められました。

(現在は村のセンターは皆無。
それは、食品汚染が日々証されて、政府が困り、閉鎖に追い込んだのです。)

次に研究所がおこなったのは、人体測定。
ホールボディーカウンターを置き、人々の内部被曝の放射線を計りました。
この機械は、椅子に腰掛け、背もたれで線量を計ります。
この機械は体には無害なので、妊婦も大丈夫です。


日本にはもっとこの機械が必要です。
子供の内部にたまったセシウムをきちんと調べてください。

ベラルーシの汚染地域の95パーセントにセシウムがみつかり、量は20ベクレルでした。

研究所と村人にとって敵は、国の保健省です。
保健省は、400ベクレルまでは大丈夫と言っています。
上下30ベクレルの差があり、年齢の差です。
ベラルーシも1年に1ミリシーベルトと限界値は決まっています。

次に研究所は、セシウムを排出させるサプリを開発しました。
ウクライナのペクチンをベラルーシに輸入しようとしましたが、税金など高く、結果、
自国で、ドイツとの協力でアップルペクチンを開発しました。
ペクチンを飲み、3~4週間後にまた測定します。
再測定は、子供達への効果を見るためではなく、子供と両親に効果を実感してほしかったからです。効くのはわかっていましたから。

そして、放射性物質を排出するための食事法を教えたり、汚染地区でのライフスタイルを知らせました。
家庭菜園の土の除洗、料理の下ごしらえ方、ペチカに使う薪の灰を肥料にまかないこと、牛乳を分離器にかけて飲むこと。
こうした教育は、サプリを飲むこと以上に大切です。


更に研究所は、教育プログラムを作り、書籍を出版、対策マニュアルのパンフを出版、教育のDVDをつくり、カレンダーには調理法やレシピを載せました。
これをセットにして学校などに配布。

渡すだけでなく、ゼミも開き、ここで学んだ人が、地域の他の人々に情報を伝える手助けになりました。

そのほか、研究所がしたのは、放射線実習センターをつくり、ネットワーク化しました。
このセンターは、国の支援はありません。
他国からの支援で成り立っています。

センターはクラブ活動のようになっていて、多くは学校で行われています。メンバーは学校の子供達。先生達が顧問です。
子供達は線量計を扱い、実際に計っています。

例1
森のきのこを採取し、センターで測り、どこが放射能が高いか低いか汚染マップを作ります。

例2
牧草地で乳牛の食べる牧草を採取して測り、それによって牛乳の汚染状況を調べています。

例3
キノコの種類によって放射能汚染の違いを調べます。また、キノコの軸とかさでの違いも調べています。

例4
学校の生徒がもし体内被曝が認められたら、生徒たちはその原因を調べ、食べた農作物の植わっていた土を調べ、被曝の原因を探ります。

これらは学校の生徒達がしていることです。

各センターは、地域にも開放します。
自分の家の食品を持って来て、調べます。
その結果をセンターの人に説明してもらいます。

また、ベラルーシの他の地区では「若い家族クラブ」ができています。
これは、家族会で、幼い子を持つ夫婦や、これから結婚したい人たち、子供をほしい人達で構成されています。

その一つはNGOに登録できました。登録されると国に対して医療検査を求められます。
ベラルーシは法が厳しく、なかなか登録させません。こうした団体が多くなると困るためです。

日本でも是非こうした取り組みをしてほしいです。

その他、食品測定や巡回測定もしています。
小型バスに機械をつみ、巡回します。
ベラルーシ人は、活発でない民族で、明日に先延ばししやすい性格の人が多く、巡回は効果があります。
巡回した後は、学校などで保護者会を持ち、結果を公表し、アドバイスします。


質疑応答から

(質問)
ストロンチウムが骨に蓄積し、将来白血病になると言われるが、ベラルーシではそのデータはあるか。また、ストロンチウムを排泄するものはあるか。

(解答)白血病はストロンチウムだけでなく、ラジウムやプルトニウム、セシウムでもおきる
骨から排出するのは困難だが、体に取り込まないようにすべきだ。
にわとりの卵を固ゆでし、その殻を粉末にして、カルシウムとして1日2グラム摂りなさい。
卵の殻はカルシウムが豊富なので、サプリの代わりになる。

要はカルシウム不足にさせないことです。
カルシウムも体外に排出するため、不足してしまう。
カルシウムを摂る時、同時にリンも摂ると良い。
グリンピース、キャベツ類、紫の海藻などを摂り、サプリを併用してほしい。

(質問)WHOの暫定基準値は10ベクレル、日本の基準値は500ベクレル。
これをどう見るか。

(回答)基準値を決める時、経済性をとるか、健康をとるかによる。
健康を考えたら、私は0ベクレルという。

(質問)最近は東京でも鼻血が出ている子が増えている。これは一時的なことなのか、内部被曝なのか。また、0~6才ころまでに必ずするべきことがあれば教えてほしい。

(回答)ベラルーシでは、体内被曝35~70ベクレルが検出された子供達に、高血圧が認められ、70~135ベクレルの子達には心臓に以上が見られた。
子供達は保養所にいたが、運動やマッサージ、ペクチンを与えられていた。食事は汚染されていない物を与えられた。21日のプログラムで、21日後に再検査すると、多くが血圧も良くなり、異常が残った子もサプリを飲み続け、異常がなおった。
鼻血も放射能の影響かもしれないので、体外にセシウムを排出させてください。

菊芋は、汚染地区でも全く放射能の蓄積はない。葉にも根にもなかった。ビタミンやペクチンも多く、安全なので子供達にはあたえている。また、果肉入りジュースはペクチンが多いので飲ませてほしい。
豆類も良い。体内の放射能を吸着させて排出する。
ただし、豆は土からの放射能も吸着させやすいので、良く調べることと、外国製品を使う事。


以上です。

日本が、この研究所のしてきたことの少しでも参考にするなら、少しはいい結果が出そうな気がするし、民間でこのくらいのことができたら、政府に期待しなくても、もっと早くに対応できる気がします。

ベラルーシはいわば被曝対策の先輩ですから、日本では何をそこから学ぶか考え行けるといいと思いました。

ここあでした。

故・平井憲夫氏の遺言から

2011-10-18 15:07:30 | 原発関連
長年原発の現場で働いてきたこの方の証言は真実みがあるので載せました。

「毎年、日本で270~300件の原発事故が起こっている。
当時の原子炉のマニュアルは、作る前の段階から事故が起こると指摘されても作り続けた。それは、設計があくまでも机上の物であり、原子炉を作る職人が減っていたせいもある職人たちと素人の国の役員の間の軋轢で、どんどん職人がやめていったからだ。

プロの職人の代わりに、素人の作業員が炉を作るので不備が生ずる。
その証拠には、かつて、炉の中に針金がはいったこともあった。
配管は血管と同じで大切だが、配管も素人が溶接をするのである。

関西電力・美浜原発でも事故があった。
加圧水型炉であり、何千本もの配管の1つが切れて、海に汚染水を流してしまった。

原発設置許可は、設計図のみを見て許可がでる
だから事故は減らない。
手抜き工事ができるシステムになっている。
当時の通産省の検査も甘い通産省の役人も炉については素人である。
検査には、差し支えない所を見てもらい、悪い箇所は見せない。ごまかす。
当の電力会社は工事に関しては何もタッチしない

職人不足の上、労働者は組合には入っておらず、薄給でホーナスもなく、250万円以下の年収で働いている。

原発は、常に排気筒から放射能をはき出し、海にも温排水を多量に流す。
防護服を洗濯するが、その水は海に捨てている。
敦賀原発近くの温排水で、貝となまこに被害がでた。

原発の責任者の一日の仕事の初めは、「うそ」をつく事から始まる
事故隠し、定期検査の時のみんなの被曝について安全だと語る、作業員へのマインドコントロール。ガンや白血病はないということを5~6時間かけて説得する。

あるとき、いつもの500倍の被曝をした作業員が出た。
本人には知らせていなかった知っていたのは電力会社の管理職達のみ。それは、福島第一原発だった。

この報告に対し、医師は逃げ、通産省も逃げた。
なぜなら、2~3日たつと、内部被曝者の体から、放射性物質が汗や尿になって排泄され、数値が下がるのを待つためだ。
しかし、この作業員の数値は下がらず、真実も知らされないまま別の部署に移された。

私は、この頃から現場を去ろうと決めていた。
通産省から呼び出され、アフリカのナイジェリアへ技術指導に行けと命ぜられた
このころ、私は一部のマスコミに、この事件を訴えていた
それを会社に知られてしまったためだ。

ナイジェリアに2年11ヶ月留まった。
当の作業員の数値はそれでもまだ300倍であった。

私は辞表を提出し、講談社の恩田さんに頼み、その作業員を大阪の病院に連れて行ってもらい、専門の先生に診察してもらった。
その方はの体には、斑点があり、体もだるく、おっくうだった。
その人は手遅れになっていた。


電力会社の社員への放射線管理教育はしていても、作業員達への管理教育はしない。安全を植え付け、洗脳する。人間扱いされない。

労働基準監督署に行くも、相手にされない。
労災すら認定されない。
当時の厚生省も実態を知らないため、旧・通産省の言い分を聞くのみである。

それで、1990年に「原発被曝労働者救済センター」を、医師、弁護士、近所の人たちと共にボランティア団体としてつくった。
反響は大きく、マスコミも取り上げてくれた。
NTTがサービスで、電話を設置してくれ、1か月で1000人を超える相談があった。
その働きの中、初めて労災が認められた。」


証言はまだまだ続くのですが、これで終わります。
これが原発の現場での実態です。
私たちの所には決して公表されずにきてしまった実態なのです。
これは数年前の出来事です。でも、似た状況は今もあるのではないでしょうか。

原発問題一つから、社会構造、格差・差別問題、利権・天下りの問題が見えてくるのです。
原発村社会が起こしてきたたくさんの過ち、いいえ罪を私たちは今、見ています。
この罪はすでに日本中、いいえ世界中に広がっています。

日本だけではありません。
原発に関わる問題はフランスもアメリカも同じとのことです。
そこには利権がからんでいます。
人間、考える事は国が違えど、同じなのですね。

一日も早く、原発を停止し、再処理施設も廃止し、自然エネルギーに転換していけるように声を上げていきたいと思います。

ここあでした。











手作り納豆

2011-10-18 14:02:42 | 健康
ひさしぶりのゆったり感。
しかし、きのうまでの興奮はまだ冷めやらず。

そのせいか?朝から頭痛がしている。
私は元来、偏頭痛持ち。年を経ると頭痛は減るという事も聞くし、実際、私の偏頭痛は確かなところ、かなり減っている。
これはかなり嬉しい。

我が家はいつも朝食はパン党。
と言っても、かなり簡単な食事です。
パンとバナナとコーヒーか他の飲み物だけ。
本当は朝はしっかりと摂る方がいいのは知っていても、どうも習慣化されているのでこの方式をやめられません。
私だけ、いつもクルミ入り(私の好物だし、私は普通の白い食パンはあまり好きではありません。)パンを食べています。連れはパンならなんでも好きな人なので、白かろうが黒かろうがいいのです。

娘が小さい頃はちゃんと朝食を作っていたんですがね・・・

さて、今日はどうしたわけか、パンが少なくなっていたのを忘れて、一人分しかありませんでした。
なので、私は昨日頂いた納豆をかけてご飯にしました。
(本当は私はご飯党です。連れに合わせてパンにしているだけなのです。)

この納豆、中泊町の方が作っている、大粒の納豆。

その名も「喜々なっとう」です。


大きな粒、無添加、からだにもいい。
包んでいるのは経木(きょうぎ)というもの。
この包み紙を経木ということをきのう知りました。
(ワラづとに入っている納豆は知っていましたが。)

大豆たんぱくは、女性ホルモンの代理、鉄分も多く、ビタミンも入ってます。
娘にいつも豆乳を送ってます。

あなた、納豆には何をかける派?
しょうゆ、塩、ねぎ、からし、わさび、ある人は砂糖をかけるとか。
さすがにそれはしたことないですねえ、わたし。

私は以前も書きましたが、「バター」派なんです。
ごはんにバターを混ぜてしまい、そこにしょうゆをかけた納豆を入れます。
いつもの納豆ごはんにコクが生まれますよ~。

気持ち悪がらないでね。
本当にコクがあってうまいんですから。

北海道人はごはんにバターを混ぜて、おしょうゆかけて食べるのは普通ですよ。
私は北海道民じゃないのに、幼い時からバターご飯が好き。
北海道に9年住んでいた時も、もちろん道民気分で食べてました。

だから納豆にバターも当たり前の世界なんですよね。

本当においしいから、やってみて。
バターライスだと思えば食べられるって・・・
(マーガリンじゃだめだよ!!)

ここあでした。

注)あ、私はいたってフツーの人間ですから・・・