どうやら今春は、産婦人科の後期研修医が増加傾向にあるような気配です。産科医療に対する逆風が吹き荒れて、産婦人科医が減少し続けて、全国的にお産難民が大量発生しそうな状況となってきて、『何とかして産婦人科医を増やさないことには、もはやどうにもならないぞ!』という国民的なコンセンサスが形成されつつあるように感じます。今春は当科も新人後期研修医を迎えることができました。新人の若い先生たちが、途中でドロップアウトしないで、数年後には県内各地の産科の医療現場で目を輝かせて大活躍しているように、我々ロートルも彼らと共に頑張って成長していきたいと思います。
長野県内の後期研修医新規採用状況:
信州大病院:54人(産婦人科:8人、循環器内科:8人、整形外科:8人、内科第2:6人、内科第3:3人、小児科:3人、放射線科:3人、脳神経外科:3人、内科第1:2人、外科:3人、耳鼻咽喉科:2人、臨床検査部:1人、麻酔科蘇生科:1人、形成外科:1人、泌尿器科:1人、皮膚科:0人、高度救命救急センター:0人など)
県厚生連佐久総合病院:13人(内科:3人、地域医療部3人など)
長野赤十字病院:8人(循環器内科など8診療科)
相澤病院:7人(外科:2人、消化器内科2人など)
諏訪中央病院:5人
飯田市立病院:3人(産婦人科:1人、内科:1人、麻酔科:1人)
県厚生連篠ノ井総合病院:3人(産婦人科:1人など)
県厚生連安曇総合病院:3人(精神科:1人、整形外科:1人、内科:1人)
諏訪赤十字病院:2人(循環器科:1人、消化器科:1人)