サビク・７４

嘘ばかりついていると
愛をすべて失ってしまいます

あなたはその嘘を作るために
たくさんのものを盗み
人を傷つけてばかりいる

長い長い間
それを耐えてくれていた愛が
もうそろそろ耐えきれなくなってきている
冷たい風が心に忍び込み
もう馬鹿なことをするものは嫌だと
愛が思い始める

厳しい神の鞭が
あなたをたたいても
もう誰もかばってはくれない
あんなにやさしかった愛が
耐えてずっと自分を待ってくれていた愛が
心を閉じてみな去ってゆく

夢のように幸せな日々を織るために
神の蔵から真珠を盗んだ
あなたの罪をみなが知っている
それなのにあなたは
清い人間のふりをして
愛の位を奪おうとしたのだ

愛を貪り愛を愚弄し
愛に成り代わってすべてを支配しようとした
あなたはもう
愛とは何の関係もないものとなり
愛のない虚無の地平へと向かわねばならない

さようなら馬鹿者よ
もう二度と
あなたを愛しはしない