わたしは死んでいくが
あなたがたは
生きていくがよい
何かをなくさなければ
愛の姿は
わからないだろう
愛のない悲しみを知らなければ
愛は
永遠にわからないだろう
そのことを教えるために
神がわたしを死なすなら
わたしはそれを
静かに受けるのだ
消えていくのは
わたしを使った
神の
あなたがたへの
愛でもあるのだよ
うれしいだろう
ここからすべてを初めていけるのだ
永遠に会えなくなったけれど
永遠に会えないわけではない
神の時間では
永遠は
大いなる永遠の
一部だから
もう一度会える時は来るだろう
でもそのときにはもう
たがいにたがいが
だれかはわからないだろう
それでも
きっとわたしは
一目見るだけで
あなたを愛してしまうだろう