月の岩戸

世界はキラキラおもちゃ箱・別館
コメントはゲスト・ルームにのみお書きください。

トリアングルム・37

2020-01-21 05:05:59 | 詩集・瑠璃の籠

人を盗み
神を盗み
つくった偽物の自分を
生きているおまえは
ずいぶんと楽をし
ずいぶんと良い目を見ている

苦い薬を飲みもせず
痛い勉強もせず
馬鹿が見栄えばかりを磨き
中を磨こうとせぬ

あきれてものも云えぬその根性を
たたきなおしてやる気も失せた
馬鹿なものはもう神の世を出ていき
別のところで
自分の好きなようにするがよい

永遠を片手に握れるほど
大きな神の愛も
食い尽くすほど
おまえは馬鹿をやりすぎたのだ
すべてをだめにするまで
何もいいことはしなかったのだ。

神の心をないがしろにして
勝手につくった自分を生き
人に迷惑ばかりかけて
自分ばかり楽をし
何もいいことはしなかった
おまえは神もいやになるほど
痛いものになった
もう出ていくがよい

永遠の神の愛の世から
永遠に出ていくがよい




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ルナ・54

2020-01-20 05:03:45 | 詩集・瑠璃の籠

一匹の蝶々を
見てごらんなさい
美しいでしょう
だれかが考えたのでなければ
こんな美しいものはできない

一匹の蟹を
見つめてごらんなさい
すごいでしょう
だれかが考えたのでなければ
こんな生き方はできない

この空と大地を
眺めてごらんなさい
すばらしいでしょう
誰かが考えたのでなければ
こんな世界はできない

この世のすべてのものは
神が創られたのです
いのちも かたちも
その生き方も
すべては
神が考えてくださったのです

すばらしい神の
すばらしい夢が
すべてを創ったのです

さあ今
あなた自身を見てごらんなさい
すばらしいでしょう
だれかが愛したのでなければ
ここまで育つことはできない

神が
愛してくださったのです
何もかもを
やってくださったのです




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ゲンマ・48

2020-01-19 05:06:34 | 詩集・瑠璃の籠

はたらけ
はたらけ
人間よ
はたらけ

土をたがやし
水に網を投げ
獣の乳をしぼり
正直な自分で
正直な自分で
はたらけ

はたらけ
はたらけ
人間よ
はたらけ

山にいどみ
海にほえ
砂をわたり
夢をかけて
夢をかけて
はたらけ

遠い星が
おまえを見つけるほどに
神が
おまえを知るほどに
はたらけ
はたらけ
自分を
はたらけ




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

カノープス・50

2020-01-18 05:09:45 | 詩集・瑠璃の籠

流れる水も
降り注ぐ光も
頬をふれる風も
すべては愛なのだ

あるものはすべて
愛によって生み出された
空の星も
太陽も月も
大地も
このわたしですらも

この宇宙は
物理法則のみに支配された
何もない空間ではない
すべて
愛に満たされている

ゆえに人よ
愛に心を浸しなさい
そうすれば
すべての心がわかる
星の心も
太陽の心も
大地の心も

悲しみに濡れた恋人の心も
傷ついた敵の心も

すべてがわかる

愛こそが
全宇宙の共通語なのだ
愛こそが
全宇宙の支配者なのだ

すべては愛なのだ




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アークトゥルス・46

2020-01-17 04:59:12 | 詩集・瑠璃の籠

ひとよ
もうきずつけあうでない
にくみあうでない
この世は
愛がすべてなのだ

愛とは何か
それは自己存在の根幹がかかわる
深い共鳴だ
そこでは自が他となり
他が自となる

自我の境界が解け
自他の融合が起きる時
あまりにも甘やかな美しい悦びが
発生する

あなたもわたしであったのか
わたしもわたしであったのだ

癒えることのない孤独が
愛に共鳴し合うとき
何もかもをやっていく自分の
熱い意志が発動する
わたしはわたしであるのだと

それは
わたしというものにしかけられた
永遠のなぞである
なぜそうなるかなどということは
考える必要はない

愛がすべてなのだ
それをただ信じなさい




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ゲンマ・47

2020-01-16 05:00:54 | 詩集・瑠璃の籠

ほろびゆくものよ
ながれゆくものよ
神はもう
おまえを愛さない
だがそれもまた愛なのだと
知りなさい

愛はとおくなる
愛ははなれてゆく
だがそれも
おまえの陰にふせこまれた
おまえの愛を呼び戻すための
苦しい声なのだ

おまえは愛を馬鹿にし
愛を傷つけ続けた
愛に後ろを向き
永遠の悪の牙城を築こうと
愛を盗み続けた

悔い改めをこう愛の声を
おまえは完全に拒否した
ゆえに神はもう
おまえを愛さないことに決めたのだ

おまえは愛に見捨てられる
すべてにそむかれ
永遠の黎明が支配する
遠い砂の地にすまねばならぬ

だがそれもまた愛なのだ
愛のない荒野に閉じ込められねば
おまえにはわからないことがある
永遠を食べながら徒労をかみしめ
苦しまねばならぬ心がある

おまえは見捨てられる
だが見捨てられはしない
おまえは忘れられる
だが忘れられはしない

波のように繰り返し
ささやき続ける愛の記憶に
おまえが永遠を誓えるようになるまで
黎明がお前を支配するのだ




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アークトゥルス・45

2020-01-15 05:03:03 | 詩集・瑠璃の籠

夢の中にはらまれた
神の愛の世界が生まれる
静かな産声をあげ
この世に産み落とされる

人々は愛に濡れて
それを迎える

何万年の嵐をたえ
子をあきらめなかった
美しい神をたたえよ

かなしみをたえ
いかりをこらえ
すべてのために
愛をさけんできた
あらゆる存在の声を知れ

もう二度と馬鹿なことをしてはならない

神は産屋の戸をひらき
世界中のすべてのもののために
永遠を叫ぶ

もう二度と悲しむことはないと
神は黄金の杖を持ち
この世を永遠支配する




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

コカブ・20

2020-01-14 05:01:12 | 詩集・瑠璃の籠

人を馬鹿にしてばかりいるから
自らの滅びをまねくのです

たとえそれが
人間として間違ったことをした人でも
卑しいことをした人でも
馬鹿にしてはいけません
すべてを神にまかせ
尊い人の道に戻れるように
祈ってあげなさい

人を馬鹿にすることは
その人の尊厳だけでなく
人間そのものを傷つけることなのです
人間などすべて馬鹿なのだと
いうことに等しいのです

そんなことばかりしていれば
それが自分に帰ってきたとき
自分も馬鹿になる
人間が誰も助けてくれなくなる
そして滅びの運命を自分に招くのです

人を馬鹿にしてはいけません
たとえその人がどんな馬鹿に見えようとも
馬鹿にしてはいけません
馬鹿にすれば
そのひとそのものからの復讐を受ける
そのひとがいなければ絶対につらいことになる
そのような運命の復讐を受けるのです

人は大事にしなさい
心を尽くしてよいことをしてあげなさい
そうすればそれが帰ってきたとき
あなたは賢くなり
多くの人が愛してくれるのです




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

エダシク・13

2020-01-13 05:03:55 | 詩集・瑠璃の籠

選ばれたものたちは
準備をしなさい
宝くじをあてたもののように
馬鹿な喜び方をするのではない

あなたがたには
しなければならないことがある
暗黒の時代に
傷つけ続けてきた地球を
癒さねばならない

遠い昔に
裏切って捨てた女の骨を
すべて拾わねばならない

差し伸べられるたびに
噛みついてきた神の指に
美しい薬を塗らねばならない

人間がせねばならないことを
すべてやらねばならない

選ばれたものよ
準備をしなさい
運命を悲しむのではなく
悦びを持ってそれをやりなさい

愛のみによって
正しいことをやっている
本当の自分の姿が
すべてを幸福に導いてくれるだろう




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

シルマ・23

2020-01-12 05:10:53 | 詩集・瑠璃の籠

注意していなさい
神にすべてを見られている

あなたが
天使の髪を抜いて
自分の髪にまぜたことを
神はご存知である

あなたが
誰も見ていないところから
毒を塗った矢で
天使を狙ったことを
神はご存知である

あなたが
神をいないものと思って
神に関しての嘘を
世の中にばらまいたことを
神はご存知である

神はすべてを見
すべてをご存知である
注意して
自分の身を改めなさい
自分の行動に気をつけなさい




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする