月の岩戸

世界はキラキラおもちゃ箱・別館
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シルマ・47

2024-11-20 02:37:22 | 詩集・瑠璃の籠

愛を
惜しんではいけない

人を憎んで
人を馬鹿にしては
いけない

愛しあいなさい
支えあいなさい
人のために
よいことをして
まっすぐにまじめに
生きるのだ

そうすれば
幸せになれる

愛を惜しみ
人を憎み
馬鹿なことを言って
傷つけあって
喧嘩ばかりしているから
人生がつらくなる

心の中に住む
嫌らしい鬼の虫を
追い出して
天使を心に呼びなさい

みんなのために
美しい愛を注ぎ
みんなの幸福のために
美しいことをしていくのだ

そうすれば
本当の幸せが
見つかる

愛を
惜しんではいけない



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ゲンマ・117

2024-11-19 02:32:04 | 詩集・瑠璃の籠

もういいだろう
何千年と
迷い苦しんできた
馬鹿はもうやめなさい

神に逆らって
自分のことばかり考えて
人を食うてきた
好きなように馬鹿をやって
この世をかき回してきた
その結果
あまりにも愚かなことになった

馬鹿が偉いのだとうぬぼれ
何もかもを馬鹿にしてきた
おまえはとうとう
すべての愛に愛想をつかされ
愛ではないものとして
このすばらしい愛の世界から
はじき出されるのだ

あほうよ
悲しい馬鹿者よ
まだわからないのか
すべては愛なのだ
その愛を馬鹿にすれば
おまえは
すべてを失うのだ

もういいだろう
もうやめなさい
最も愚かな結末に
落ちきってしまう前に
神に頭を下げ
すべて自分が間違っていたのだと
正直に謝りなさい



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ラサルハグエ・3

2024-11-18 02:43:09 | 詩集・瑠璃の籠

仏教の過ちは
釈尊という
美しすぎる他人に
しびれすぎたことから
始まった

人間は
釈尊その人に
なりたかったのだ
あまりにも美しい
あまりにも優しい
素晴らしいあの人に
なりたかったのだ

ゆえに
本当の自分というものを
極限まで否定し
その向こうにある
幻の平安の境地に
悟りと名をつけて
それに最上の価値を置いたのである

それはあまりにも愚かな
間違いである
愛である自分存在の
真実を否定すれば
人間の心は
虚無の縁辺をなぞり
永遠の迷いの荒野を
さすらう

ゆえに仏教は
否定されねばならない
それは人間の魂を
過ちの淵へと導く
それは愛ではない

人間存在とは
愛なのだ
そこに苦い否定の
ピンを指す仏教は
明らかに間違っている



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ルナ・86

2024-11-17 02:59:25 | 詩集・瑠璃の籠

もういいだろう
そろそろやめなさい

悪いことばかりして
自分だけの幸福を
甘く味わってきて
それで楽しかったか

人を
もみくちゃにして
屑のように捨てて
自分だけが偉い
世界を作ろうとして
十分に満足したか

黄金の宝を
独占しながら
魂は
愛のない砂漠を
さまよっていた
どうしようもない飢餓感を
埋めるために
おまえは美食を
たらふく胃に詰め込んだ

あほうよ
迷うてきた日々のしるしが
醜いあざとなって
おまえの背中に染みついている
悲しみがそこから生えて
おまえの魂を縛る

もういいだろう
もう帰ってきなさい

神に頭を下げ
許しを請い
すべてをやり直していくことを
誓いなさい



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サビク・100

2024-11-16 02:24:51 | 詩集・瑠璃の籠

人間の
深いところにある
愛の宮の扉を開け
新しい世界に
入っていきなさい

そこにいけば
永遠の愛と友情が
手に入る
すべての愛の存在が
あなたの愛の魂の
誕生を喜んでくれる

罪に汚れた
自分を嫌がり
矛盾の闇に迷うてきた
苦しみの日々が
拭われるように消え去り
愛と幸福の
光の日々が始まる

さあ目覚めなさい
あなたは馬鹿なものではない
すばらしいものなのだ
神がその黄金の指で
創って下さった
すばらしい芸術なのだ

あなたの奥には
神が秘めおいた
美しい愛の宮が
あるのだ

すべての苦しみは
その本当の自分の美を
あほうと思い込んで
逃げ続けてきたから
あったことなのだ



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テッラ・36

2024-11-15 02:31:02 | 詩集・瑠璃の籠

わたしたちに
寄ってこないでください

地球の自然界は
平気で嘘を生きる
馬鹿者を
全面拒否します

安らぎを求めて
森に入ってはならない
海を見てはならない
花に寄ってはならない

この世にある
あらゆる美しいものを
求めてはならない

嘘に生きる馬鹿者は
自分のことだけを考えて
平気でこの美しい世界を
食い荒らす
それは愛ではない
愛ではないものを
わたしたちはすべて拒否する

出ていきなさい
ここにいてはならない
ここは美しい神が創造した
美しい愛の世界

愛を裏切った
馬鹿者は
ここにいてはならない



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ウェヌス・14

2024-11-14 02:52:38 | 詩集・瑠璃の籠

自分を
美しいと思って
派手に着飾り
人に見せつけるような
恥ずかしい真似を
してはなりません

美しい人は
普段はその美しさを
抑えめにし
穏やかに品よく
整えていなさい

人が見て
快いように
適度に美しさを匂わせて
静かに
笑っていなさい

自分を神の器にし
心に神を呼び込んで
人のために
いくらでも美しいことを
していきなさい

そうすればあなたは
あまりにも美しい
愛の人になる
花を見に来るように
神があなたを
見に来る

美しさを普段から
派手に衒っては
なりません
女性が着飾り
その美を強調するときは
命を賭ける時だと
思いなさい

この世の
愛と平和を守るために
闘わねばならないと
思うときに
着飾りなさい



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フォマルハウト・37

2024-11-13 03:03:13 | 詩集・瑠璃の籠

空が破れて
神の涙が落ちてくる

それは津波のように
この世界を覆いつくして
すべての嘘を
洗い流してしまうだろう

夢のような
幸せが欲しいと
人の懐から
真珠を盗み
自分に飾り付けて
風をだまそうとした
馬鹿者はみな
押し流されるだろう

こんなことは
もう二度としないと
言いながら
繰り返し
ネズミのように
人の蔵に忍び込む
馬鹿者はみな
消えていくだろう

神の胸に空いた
大きな傷の中から
流れてくる涙に
すべては
清められるだろう



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アルデバラン・92

2024-11-12 02:30:57 | 詩集・瑠璃の籠

愛が悲しんでいる
嘘偽りに生きる
人間の魂の行く末を
愛が悲しんでいる

青空が
落ちてくるように
神の悲しみが
落ちてきて
人間の世界を濡らす

あほうを愛するのは
もうやめると
神はおっしゃる
悲しみのままに
愛が落ちてくる
最後の神の愛が

神が与えて下さった
本当の自分を
忘却の箱の中に
置き去りにして
偽りの美人の顔を生きる
馬鹿者どもよ

神とつながっていた
心のきずなを
自ら断って
世界を奪おうとした
うつけものよ

愛の悲しみを
振り返ることもせず
おまえたちは
落ちてゆく

愛のない
永遠の虚無の荒野へと
落ちてゆく



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コカブ・47

2024-11-11 02:42:23 | 詩集・瑠璃の籠

愛を
たたえなさい

すべてのことを耐え
すべての幸福のために
すべてをやってくれる
愛を

田舎の片隅の
小さな松の木の陰に
ひっそりと生きながら
すべてを支えてくれる
すばらしい愛を

夢のように美しい
宝石を欲しがって
愚かな盗みをした
罪の人を悲しみながら
繰り返し
本当の道を教え続けてくれた
愛を

愛を
たたえなさい

ネズミのように逃げていく
愚か者の心を
追いかけて
最後まで
導こうとしてくれた
愛を

愛を
たたえなさい



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