この曲は以前に使っていたアイバニーズのハムタイプのギターで制作したものなのだ
メタルのリズムは他のロックと違って独特なのだ
ツーバスの連打と突っ込み気味のスネアのノリが勝負なのだ
実際にドラムを叩いた経験は皆無に等しい
大昔に友人宅にあった最小セットで8ビートを叩いたことがある程度なのだ
メタル系は良く聴くがドラムだけに耳を凝らして聴いたことはない
普通は打ち込み系の専門書などを参考にするのだろうが・・・
私の場合には実際のドラマー初心者を対象にしたドラム雑誌のドラム譜を熟読した
私の場合にはギターがメインなのだが他の楽器を知ることでギター演奏にも奥行きがでるように感じられる
この頃にはまだベースを購入していないのでcubase付属のベース音源を打ち込んでいた
ピックベースを選択するも少々音が軽い
リミッターで音圧を稼いだり歪みを加えて、それっぽく仕上げていった
どのジャンルの音楽にも共通していえることだがドラムとベースの絡みは非常に重要だ
リズム隊が強固ならば、ギター演奏も自然にヒートアップしてくる
その好例がこの曲なのだ
ロック好きの楽器店のお兄さんからも高評価を得た
「この曲・・俺のバンドでコピーしてもいいですか?」
笑いながらそんな事を言っていた
お世辞にしても嬉しいのだ
バンドの楽曲は彼が制作しているようだ
「最近、ネタに行き詰ってるんですよねぇ・・・」
曲を作る者として『行き詰り』は難問なのだ
私の場合には湯水のようにアイディアとメロディが溢れだす
仕事のように追われないのが良いのだと解釈してる
趣味の範囲だしね・・
この曲で苦労したのはオルガンなのだ
ドラム同様にオルガンの経験もない
オルガンといっても『ロックオルガン』なのだ
最も有名なのはディープパープルのジョンロードの数々の名演ではないだろうか?
私もお気に入りのバンドとして定期的に聴いている
今回の打ち込みに際してディープパープルの曲を何度か聴き返してみた
メロディというよりは『音作り』を参考にしたかったのだ
ロックオルガンでは『レスリースピーカー』という特殊なスピーカーを使用している事が多い
複数のスピーカーが回転しながら音を出すという特殊な構造なのだ
いわゆる『ドップラー効果』を擬似的に演出するマシンなのだ
cubaseにもレスリースピーカーの効果を再現するプラグインが付属している
ロータリーというエフェクトなのだ
オルガン以外の楽器に使用しても面白い効果が得られる
オルガンのフレーズには時間を要した
納得いくまで作り込んだ
譜面を元に演奏しているわけではないので二度と同じ演奏ができない
これが『リアル弾き』の醍醐味であると思うのだ
最初の頃はすべてステップの打ち込みだった
この曲を作る頃にはかなり鍵盤の演奏に慣れてきたのだ
弾けるならば、リアルに演奏してしまった方が効率が良い
ガンガンに演奏して、気に入らない部分を後で修正するのが私のスタイルなのだ
80%は実際の演奏を残しつつ、後の二割を手作業で直していった
曲の解説はこんな感じだろうか?
私の解説は非常に長~いがすべて読んでから試聴してくれている人は『正しい人』だと思う
いきなり曲を聴き始めるよりも楽しめると思うが・・・
如何だろうか?
実は私は携帯音楽プレーヤーのヘビーユーザーなのだ
愛用していたケンウッドのプレーヤーが突然壊れてしまった
以前から調子が悪かったのだが残念だ
もう一つ乾電池式の古いタイプを所有しているのだが一日だけ凌いだ
壊れた翌日には仕事帰りに家電量販店に立ち寄った
USB充電、小型&軽量、シンプルだけで良い
動画や画像には興味がないのだ
携帯電話もあるしね
こんな感じで探していたら、私にピッタリのプレーヤーに出会った
ソニーの製品を購入した
容量は4GBなのだが私には十分なのだ
ケンウッドの製品はちょうど携帯電話と同じくらいのサイズだった
左側がソニーなのだがライターサイズなのだ
『音のソニー』だけあって非常に良い音がする
ギター&ベースに引き続き、お気に入りの仲間が増えたのだ
”曲が完成→携帯プレーヤーで試聴”が私の定番スタイルなのだ