テレキャス&ストラトの部屋

RolandのGT-001とzoomMS-50GでDAW制作を楽しんでいるよ

ギブソンレスポールのジャックプレートが割れてしまった・・

2015年10月15日 | 日記
エレキ界最強のレスポールにも幾つかの弱点がある

美しい『ブックマッチ』をご覧いただきたい



楽器店のお兄さんが厳選して仕入れ、その数本の中から木目の美しさと音の良い個体を選んだのだ

結果として若き日のペイジ師匠と同じチェリーになったのだ

ちなみに59年当時はこの色しかなかったのだ

塗装の弱さ故に経年変化で様々な個体(ボディ色)が生まれたのだ

現在、様々な色のレスポールが販売されているが・・

この褪色を再現しているという事になる




レスポールに共通する幾つかの弱点がある

それはヘッド周辺の塗装の弱さなのだ



ラッカー塗装故に独特の質感が感じられる一方でポリ塗装のような強度がない

経年劣化やユーザーの取り扱いで簡単に塗装が剥げてしまう

そのまま放置するのは普通なのだ

ギブソンオーナーは細かい事はあまり気にしない


”良い音があればそれで幸せ・・”

という考えは世界共通なようだ


もう一つの弱点は『ジャックプレート』なのだ



数カ月から数年でほぼすべての個体でヒビが入る


最近は金属を用いるメーカーも多い



ストラトは壊れる気配すら感じられない



シールドの抜き挿し、その他の場所との接触・・

ジャックプレートは過酷なのだ


こんな痛々しい姿に・・



ボンドで接着しているのだ



ボディへの付着を防いでいるのだ



一晩ほど接着した

今朝様子を確認したが・・割れている部分は大丈夫だった

とりあえずネジ留めしたのだ



ヘッドの塗装剥がれ以来、多少の事では動じない

実はこの部分の割れには数ヶ月前から気付いていたのだ

「まぁ、交換してもいいけど・・」

ギブソンの純正パーツに交換も可能なのだ


場合によっては金属製に交換しても良いと思う



これで約1700円なのだ


今回割れたプラスチック製ですら900円程度なのだ

「原価っていくら? 高くない?」

まぁ、これも高級ギターの宿命なのだ

フェンダー系のパーツの純正品は結構お高い


ちなみにジャックプレートの『ヒスコレ専用』は約3000円なのだ

ヒスコレオーナーになるのも大変なのだ


実はこのような事(パーツとの関係性)はギターに限った事ではない

日産GT-Rのタイヤ交換は4本で約100万円らしい

前後サイズが異なる専用タイヤではあるが・・庶民には厳しい

この手の高級品を背伸びして購入しても後悔するのだ

新車のスタート価格は777万円という事なのだ

ナビも最新の安全装備など何も付いていないシンプル仕様なのだ

この辺りのゾーンはまったく売れないという

「売れ筋は1000万円辺りですね~」

とディーラーマンが自慢していたのも思い出すのだ


実は私も車道楽でポルシェに乗っていた時期があるのだ

中古での購入ではあるが・・

安くない買物だった



それでもギター同様、凝り性の私は2台ほど乗り継いだのだ

その時のタイヤ交換は当時4本で約30万円だったと記憶している

ミシュラン製のスポーツタイヤなのだ

「安いタイヤでは危ないですよ~」

という事だった

ブレーキパッドも国産車ならば1万円台だが外車の場合にはその10倍近い

相当に維持費がかかったのだ

それ故に100円で作れそうなプラスチック製パーツに3000円の値段を付けるのも納得なのだ

ボリュームツマミやヘッドのロッドカバーなど単なるプラスチックパーツも驚くほど高い

ちなみに私もヘッドのロッドカバーを純正品に交換しているのだ


格安の社外品も多い

今回のジャックプレートも社外ならばニッケルでも500円未満なのだ

楽器店のお兄さん達が口を揃えて言う

「ギブソンとかフェンダーは基本純正品ですよね」

「高いけど・・質感とか違いますから・・ホントに」

という事なのだ


高級品はカッコいいがお金もかかるのだ


節約&倹約しながら

『美味しい思い』をする事は不可能なのだ

これは間違いない



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