早朝からベースの練習をしているのだ
久しぶりにベースを弾き込むことで体が悲鳴を上げているのだ
指弾きをする右手の人差し指と中指が辛い
極太の弦に擦られることで指先の皮膚が強い刺激を受ける
読者の皆さんにも経験があると思う
ギターを弾き始めた頃の事を思い出していただきたい
今でもギターを弾いている人はそんな苦難に打ち勝った人
痛みに負けて去っていた同志を私数多く見送ってきた
結局は自分自身の気持ちなのだ
他人の励ましなど何の意味も持たないことに気づくのだ
読者の皆さんは如何だろうか?
何の為にギターを弾き、何を目標にしているのだろうか?
ギター道は常に迷いの連続なのだ
指先の皮膚が厚くなり痛みに耐えられるようになった
「痛くないけど・・ 俺 何が弾きたいんだっけ?」
背伸びをして難曲に挑み挫折することもしばしばなのだ
私も数十年前に挫折し諦めた曲をここ数年で克服しているのだ
ある意味では壮大なプランだと思う
ギターを始めた頃の私がこんなに長い間ギターを弾き続ける
と思っていただろうか?
人間は不思議なのだ
ベースを弾き込むことで指の皮が厚くなる
ギターのピックが持ち難くなるのだ
そんな繰り返しなのだ
バランス感覚なのだ
少し練習をサボるとすぐに元の状態に戻ってしまう
感覚はすぐに元に戻ることができるが・・・
体は意外についてこない
数日も弾き込めば指先から痛みが消える
そんな繰り返しなのだ
そこに意味と意義を感じられる人が楽器を続けられる人になる
どんな趣味にも無駄な時間はつきものだと思う
それも楽しみのひとつだと解釈すると気が楽になる
しかしながら、数十年かけても一歩も前進しないというケースもある
時間ばかりが空回りしているのだ
それに気づかないことは寂しいことだと思う
そんな人はギター(楽器)が向いていなかったのだ
それに気づいた頃に他の趣味に移行はできない
私の周囲にもそんなおじさんがチラホラ・・
まぁ、私を含め惰性で趣味を続けるのも決して悪いことではないと思う
多くを望むから無理が出るのだ
お気楽で良いと思う
不思議なことに年齢を重ねて練習したことは身に付くのだ
何故だろうか?
体に沁みるのだ
指と脳が覚えているのだ
体が残り少ない時間に危機感を持っているのだろうか?
神経が繊細になっているのだろうか?
不思議な感覚なのだ😉