五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

湧きだす感情は?

2009年08月28日 | 第1章 意識と知覚
「湧き出す感情は?」いきなりそう問われても戸惑うのは当たり前です。

常に自分の本音の感情を意識していても、その時の現実吟味力に何らかの偏りがあれば本音の感情というよりも、成育史上から湧き出す考え方(思考)に覆われて、なかなか感情までいきつかない場合もあります。

かたくなな概念が自分を支配していることに気付いていてもそれを認めたくない自分もいます。

人は心と体と魂で成っています。

魂は普遍的な柱のようなもので、心と体は、日々の生活の中で、その柱を取り巻きながら自分の中に湧き上がる違和感と戦っているように思います。
心がかたくなであれば、いつの間にか身体にその違和感が表れます。

身体症状…

眠れない。食べられない。食べ過ぎる。便秘や下痢。
胃が痛い。頭が痛い…
学校に行けない。教室に入れない…

堂々めぐりのようですが、そんな時に、また問うてみます。
「今、ここでの感情は?」

昨日の不安でもなく、明日の不安でもなく、遠い将来の不安でもなく、「今ここでの感情」を意識化します。

人に言わなくてもいいんです。心の中に湧き上げるだけで充分なようです。


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