五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

一人一人を大切にする精神

2010年11月19日 | 第2章 五感と体感
森をみる立場の人

木をみる立場の人

バランス良く観ることも大事なことですが、場合によっては、自分がどの立場に居るのが相応しいのか吟味し、その立場を押し通す必要のあることも大事なようです。

「しっかりと森を見据えている人が居るのであれば、私は木を観ることに専念しよう」

「木ばかり観ていて、重箱の隅を突っついてばかりの集団の中に居たとしたら、私は全体を観てみよう」
、そんな具合です。

どこを観るのかを自分の立場で変えてみる柔軟性は、集団の中では必要なことだと思います。
人の感情に振り回されて、あっちを立てればこっちが立たず、ということを言っているのではありません。
自分は、どの方向性で行くか?という道筋に自信を持つ、ということです。

そのためには、自己受容という条件が必要です。同時に他者受容という条件も必要になってきます。
一人一人の個性を大切にする、ということは、一人一人の道筋を受容することから始まるように思うのです。

日本人は「和を以て尊し」を大切にする傾向があります。
個人主義を叫んでも、叫んでいる本人が「和」を意識しているケースにたびたび出合います。

「和」とは、なんぞや。。。と、思いつつ、私たちのDNAを肯定的に捉えながらも、自分の道筋に自信を以て臨んでほしい、と願う今日この頃です。

「一人一人の個性を大切に」というお決まりの標語は「自分を大切に」に置き換えてみたほうが解りやすいかもしれません。言っていることは同じなのです。

「私は私」なのですから・・・

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