五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

理想と現実のギャップ

2011年02月09日 | 第2章 五感と体感
モンサンミッシェル

先日の保護者の皆様との勉強会は、テキストの第10章でした。いよいよ残るは三回。
楽しい雰囲気の勉強会に深く感謝しています。

今回は、理想をどう扱い、現実をどう解釈し、そこから生まれるギャップについて考えてみましたね。

理想や願望は、同時にストレスを生みます。
ストレスには、不安感を生みだすストレス、平安感を生みだすストレスがあるようです。
理想と現実のギャップから、どのような感情が生まれてくるのでしょう?

一言「理想」と言っても、理想の概念にもいろいろあります。
夢を理想と言ったり、目標を理想と言ったりしますが、カウンセリングで最も大事な理想の概念は「自分が生まれてから今日までの成育史における自己概念」と言った方が解りやすいかもしれません。

生まれ育った土地の気候、風土の環境、親との関わり、兄弟との関係、友達、、自分自身の体質等、あらゆる環境が自分を取り巻き、「私」という個性を育んでいます。

親であろうが、子供であろうが、先生であろうが、「私」を知ることは不可能です。

「私は私である」私は、平素、どんな感情で生活しているのでしょう。

子供は子供、親は親、他人は他人、そして、自分は自分です。

互いに依存していることを案外認められず、自分の感情なのか、思い込みの他者の感情なのか、その違いすら意識しないで生活しているほうが案外多いかもしれません。

我が子の事となると、自分のことのように心配し不安になるのは、当然のことだと思います。
その当然のことだということと、私は私である、ということを同時に意識できるようになると、多少は問題解決の糸口が見えてくるように思います。
つまり、理想と現実をそれぞれ分けて考え、意識化することができるからです。

「私が不安なのである」ことに気付くには、時間と努力が必要かもしれません。
互いに学びを深めていきましょう。

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