五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

想像する力と自分の役割

2013年01月30日 | 第2章 五感と体感
生活にしても仕事上の役割を遂行するにあたっても、自分の経験が豊富であれば、想像の引き出しは沢山あるはずです。
でも、経験が少なければ、想像の引き出しは当然少ないわけです。

自分の引き出しの少なさを無視して遂行すると、思いもよらない結果に陥る可能性があります。

想像力は、案外、ただぼやっとして生まれてくるものでもないようです。

芸術にしてもそうです。

生みの苦しみを経験せずして「天から降りてくる」ことは稀かもしれません。そこに至るまでの引き出しと経験があるからこそ降りてくるのです。

自分の引き出しの多さに過信して遂行することで、大失敗することだってあります。

自分の心身を謙遜にしてみると、自分がどこのパーツで動いているかが見えてきます。
一から百まで全てを賄おうと思う事こそ、自分ができると思っている事こそ、傲慢と言えるかもしれません。

「想像すること」とは、何も大きなことをイメージすることではありません。いつもホーリーなものを想像していることでもありません。

いつも自分がしていることを、ちょっと先まで想い描いて観ることも想像ですし、帰ったら何食べよう・・・、と思う事も想像です。

想像する力は、自分の暮らしから育んでいくものです。

自分の役割遂行を、自分の実力、自分の限界、他者との関係性を想像することから始めると、ちゃちゃっと整理できるような気がします。そうすると過剰なコンプレックスも消えていくかもしれません。

なにはともあれ、自分の想像力を養っていきたいものです。


告知:
「江戸表具を愛する会」本日から地下鉄銀座線「銀座駅」近くの地下通路で開催中。

銀座三越の地下から東銀座にかけての地下通路のショーウィンドーです。
作家の常駐はありません。作品のみの展示です。

期間:2013年1月13日から2月9日まで、銀座プロムナードギャラリー

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